高速の試行錯誤-ユニクロの強み

鏡の前に立つ。
見惚れる。思わずニンマリしてしまう。

・・・別に頭がおかしくなったわけではありませぬ。
Uniqlo +Jのジャケットに見とれているのです。

+Jとの出会いは「考える人 秋号」の巻頭広告。

20090813_model

む、どっかで見たことのあるビジュアル。。。
そこには、ユニクロが見出したブレイクスルーがありました。

Objective
ユニクロの強みを知る!

Conclusion
SPAならではの、高速PDCAサイクル!

Background
2009年10月にユニクロは世界的なデザイナー、ジル・サンダー氏とのコラボを展開していました。ジル・サンダー氏のデザインする服は、まさに研ぎ澄まされたシンプル。それをユニクロが一般人にも手の届く価格で提供していたのです。

これが示唆することは2つ。

ひとつは、ユニクロの一番の価値は品質であるということへのこだわり。

品質へのこだわりを最優先させることは、2004年の全国紙への広告、「ユニクロは、低価格をやめます。」から一貫させているポリシーです。そして、その狙いは正しく伝わり、ユニクロの服は高品質と認識されることに成功しています。

ユニクロのビジネスモデルは、少ない商品数で勝負し、大々的な広告で売り切るという企画と流通に特化したものです。結果、ユニクロの経常利益率は平均的に14%と百貨店(3-8%)と比較して非常に高い数値が出ています。

良いものだから、それを目当てにお客が来る。だから、品数が少なくても売れる。そして、高い利益率を確保できる。少々高い商品でも売れる。つまり、品質がこの好循環を支えているわけです。

品質本位は、ユニクロの最も大切な価値であると言えます。

もうひとつは、ユニクロがもはや日本のメーカーではなく、世界のブランドとして認められているということです。

世界でも有数のトップデザイナーを起用できるということは、知名度・信頼性・社員の質の全てが世界レベルでないと叶いません。

最近、ユニクロは非常に優れた社員の獲得・育成に成功しています。

ユニクロのキーマンの働き方、考え方をまとめた、「ユニクロ思考術」という本があるのですが、そこに出てくる方々は錚々たる面々。デザイナーの佐藤可士和氏をはじめ、MBA保有者や、外国人役員といった才能が揃っています。

社員の充実が、ユニクロの世界への進出を可能にさせている。非常に固い地盤を獲得しつつあると言えます。

システムと、それを動かす人。その両輪が揃ってきているユニクロ。

なぜか。その理由は、チャレンジにあります。

柳井社長の「成功は一日で捨て去れ」はほとんど失敗とその克服記。スムーズに進んでいることなんてめったにない。

そのトライ&エラー力が今のユニクロの原動力となっているのは間違いありません。

企画から流通までの全てを手がけるSPAならではの機動力を活かした実験と失敗、そしてその克服。そのスピード感に人が惹きつけられ、さらに大きな実験ができるようになる。

1勝9敗の精神が、人を、会社を強くしています。

***

しかし、このジャケットが12,000円で提供できるなんて、ユニクロのスゴさをまた感じました。

残る市場は・・・フォーマル?ユニクロスーツが出たら間違いなく既存のスーツ量販店より品質が良さそうなのですが。

僕は、絶対着ます。はい。

ジル・サンダーを着させてくれたユニクロに、敬礼。

ではではー

<もっと知りたい方へ>

成功は一日で捨て去れ
柳井 正
新潮社
売り上げランキング: 199

柳井社長が語る、フリースブーム後から現在までの試行錯誤の数々。社長に返り咲いた理由。野菜事業への参画。バーニーズニューヨークの買収合戦への参加。あの時、社長が何を考えて動いていたのかが分かる一冊です。また、各巻末に、社長が年始に従業員一同へと送るメールが掲載されています。普段から深く考えていることを感じさせる文章です。

ユニクロ思考術
ユニクロ思考術
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柳井 正
新潮社
売り上げランキング: 1462

ユニクロはもう、ワンマンではない。スゴい人たちが運営していたことが分かる一冊。皆さん困難の中で非常にポジティブなんです。また、若い。この若さでこんな大変なことができるなんて、自分もがんばらねばと思わせてくれる一冊です。

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筑紫哲也 News23の視点から学ぶこと

平和を語るおじいちゃん。
それが、TVを見ていた時の感想でした。

筑紫哲也さん。享年73歳。
冠番組の「筑紫哲也 News23」。とにかく、真面目な番組だなぁというのが当時の感想でした。

ただ、今でも覚えているのは、議論をよく呼ぶ番組であるということ。また、他の番組では絶対にそこまで取材されないだろうという人たちについてもよく特集を組んでいたこと。

なぜなのでしょうか?

Objective
筑紫哲也さんの視点を学ぶ!

Conclusion
「論」の大切さ!

Background
本屋で見かけた下の2冊。ああ、亡くなってからもう1年経つんだと思って手にしました。

ニュースキャスター (集英社新書) 若き友人たちへ―筑紫哲也ラスト・メッセージ (集英社新書 515B)

読んで感じることは、論を重んじる姿勢。

たとえば、多事争論。

「自由の気風は唯多事総論の間に在りて存するものと知る可し」という福沢諭吉の言葉からの引用で、この言葉ひとつで番組のあり方を表しています。すなわち、メディアの主たる機能である権力の監視と少数意見のすくいあげ。決して大に流されず、議論を活発にしようとしていた姿勢が伺えます。

たとえば、文化への造詣。

TVの毎日の出演はどうしても個人の深みを反映してしまいます。その中で魅力的であり続けたことは、文化人としての深みがあったからでしょう。小泉さんとも劇場でよく会ったと書かれていました。文芸作品から得た感受性が論の深みを増しています。

たとえば、クリントン大統領との市民会談。

個人の論をアメリカの大統領という世界のトップへとぶつけるという、滅多に無い機会。そんな機会をどのような気持ちで捌いていったのかが記されていました。

本書にて語られていたこれらのエピソードは、この国のすべての人たちに、「君たちひとりひとりの論を大切にするんだよ」と語りかけてくる逸話です。

ファーストアメンドメンド、日本国憲法第21条、表現の自由。

当り前のように感じているこの権利を、もっと意識して公使する必要があることに気付きました。

筑紫哲也 News23が議論を呼んだのも、マイノリティにスポットライトを当てるのも、ひとつひとつの論を大切にしてきたからなのだと感じます。

論。一番日本に欠けている視点かもしれません。

***

その報道姿勢にまで興味を持ってタイムリーに番組を見ることができなかったのがとにかく残念です。と思ったら、多事総論はWEB版となって続いているよう。その中から一言引用。

「論を愉しみましょうよ」

ラストメッセージが心に沁みます。

自分の意見を押し殺すコトが多い社会人生活ですが、論を愉しむ心も失ってはいけませんね。

ちなみに、「若き友人たちへ」のあとがき、高校生の綴方。これは、、、年齢を考えるとスゴすぎる。。。ぜひ、一度ご覧になってみて下さい。

ではではー

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カツマーが読むべき3冊の本

「カツマー」が流行語候補に挙がったそうです。
確かに。この1年の広がりは見ていてスゴいものがありました。

僕も結構なカツマーの一人です。このブログを始めたのも、勝間さんの「グーグル本」を読んだことがきっかけ。その時のユウレカ!をぜひ多くの人に知ってもらいたい。

そこで、今回は、流行語を見て初めて「カツマー」を知った方におすすめの3冊を紹介したいと思います。

Objective
カツマーが読むべき3冊を知る!

Conclusion
「10倍時間本」「グーグル本」「フレームワーク本」!残りはそれから!

Background
勝間さんは今、複数メディアを使いこなしています。ブログ、本、TV、Twitter、そしてセミナー。それぞれに明確な色づけがあります。でも、やっぱりおすすめは本です。しかも、初期の。

勝間さんの著書は、「再現性」に非常にこだわった創りになっています。本を読み終わった読者には、次に何をするべきかがはっきりと示されている。後は、やるか、やらないか。それだけです。

また、なぜ初期の頃の著作が良いかというと、その頃の勝間さんは、個人の頭の使い方の効率性向上を強く打ち出していたからです。皆の効率性が上がれば、社会の効率性も上がる、日本が良くなる、という考え方です。

このように、初期の勝間本は、読者の思考の効率性を高めるための、明確な指針をくれるのです。活かす場は、主に仕事場。

早く仕事が終われば、早く帰って、友達に会える、彼女に会える、家族に会える、幸せな時間を持てるじゃないですか。また、同じ時間で、良い意思決定ができれば利益だって上がる。それは、個人を幸せにするだけではなく、会社を、ひいては、社会を良くできる。

だから、より多くの人に著書を知って欲しいのです。

と、いうことで、3冊の紹介。

無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法
勝間 和代
ディスカヴァー・トゥエンティワン
売り上げランキング: 3565

この本で学べることは、時間を4分割して、しっかりと管理することです。そのためには、まず記録。どのように自分が時間を使ったのかを知ることが第一歩です。記録、あぁ、会計の基本ですね。レコーディングダイエットも同じ考え方。別に年収10倍なんてならなくたっていい。当然なったら、もっと良いのですが (笑)。

効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法
勝間 和代
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 2062

この本に載っていることはほとんどやりました。ひとつひとつ試してみると、身になった時に本当に効率性が違うのです。たとえば、今この文章も親指シフトで打っています。うん。圧倒的に文章を速く書ける。そのように、宝探しをするような感覚で、書いてあることを試していけるのが良いところ。反対に、僕ができなかったことの代表は、自転車を使うコト。。

勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践
勝間 和代
ディスカヴァー・トゥエンティワン
売り上げランキング: 3565

世界最高と言われる外資系コンサルティング会社に勤めていた時の考え方をまとめた一冊。仕事に必要な考え方を体系化した上で、分かりやすく説明してくれています。特に、水平思考という言葉はこの本で初めて知りました。様々なヒラメキをくれる考え方です。社会人として、安易に資格に走るのではなく、スキルを持つことの大切さが分かります。

***

この3冊がなんと言ってもおすすめです。

最近の勝間さんは、本はエントリー用、TVはマス対策、Twitterは実験用、セミナーは上級者用とセグメンテーションを明確に分けている感じを受けます。なので、初期の本の方がどんな人にも役に立ちやすいかと思い、ご紹介。

一方で、主張をしっかりされる方なので、評価は真っ二つです。中途半端は無い。勝間さんが嫌いな人は本当に嫌いで、僕の周りでも反カツマーは大勢います。もう、拒絶反応。でも、その考え方、伝え方、そして行動力は群を抜いているし、なにより会ってもいないのにそんなに嫌うことないと思うのですが・・ね?

ぜひ、多くの人が効率性を上げて、もっと幸せになってほしいです。

そして、それ、潜在成長率の上昇こそが、デフレ脱却の一番ピンだと思います。

ではではー

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「感動する!数学」で本当に感動できるか

結論。できます。
その感動は人生の半分。

思い返せば、日常生活には数があふれているわけで。
いろいろな数、法則に乗り、生活しています。

たとえば、電車の時刻表。一回あたりの輸送量がだいたい同じになるように計算の上、作成されているはずです。しかも、他の電車との連立方程式で、最適な輸送ができるようになっている。

電車に乗っていると窓から見えてくる、野に咲く花の花弁。ひまわりがフィボナッチ数に基づいて大きくなっていくという話を聞くと、生物の遺伝子に組み込まれた絶対的な美を感じます。

メールを打つ。そのメールは0と1の記号に変換されて、相手のところに届く。0と1の組み合わせで文字が構成されている。

マトリックスの世界ではないですが、この現実の世界が複雑な数式に基づいて動いていることは間違いないわけです。

そう、数学は「世界の謎」を解き明かそうとしている。世界の構造に。

でも、そこには、人は存在しない。

その点、文学は人にこそ興味を持ち、心に焦点を当てます。

小説とは、このように過ごしたらこんな結末が待っているという教訓であり、「そんな人生を君は送りたいのかい」と問いかけてくるわけです。

つまり、小説は人生の実験装置。こんな時に、人はこんな風に反応して、こんな結末が生まれるだろう、と。だから、その主題は、欲と愛なわけです。

となると、片方だけ理解しようとするのは、世界の美しさと人の心の美しさのどちらかだけ理解しようとしていることと同じなわけで、非常にMottainai。

感動する数学は、その両方を理解して初めて、「自分のリアル」を理解できるのだなぁと感じさせてくれた一冊でした。

…この文章も、0と1の組み合わせなんですよねー

なんか不思議。

ではではー

<もっと知りたい方へ>

感動する!数学 (PHP文庫)
桜井 進
PHP研究所
売り上げランキング: 13262

数学者の人生って何か悲壮感を感じるのは僕だけでしょうか(笑)芸術家、なんですよね。この本は、そんな「芸術」を理解するために知っておくべき「素養」が満載。本の中には、有名な定理あり、身の回りの数字あり、面白問題ありと盛りだくさんです。数学を「おやつ」としてかじりたい、一般文系読者にぴったりの一冊です。

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)
サイモン シン
新潮社
売り上げランキング: 456

ノートの端書にあった、天才数学者の一遍の走り書き、「n≧3のとき、Xn+Yn=Znはあり得ない。私は答えを知っているが、その答えを書くには余白が狭すぎる」に、後世の人類が350年をかけて挑戦する物語。その中枢には、日本人もかかわってきています。数学は人生を捧げられる魅力があることを知ることのできる素晴らしい一冊。もちろん、ノンフィクション。

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レアジョブのちょっと変わった楽しみ方

オンライン英会話のレアジョブを始めて10ヶ月ぐらいになります。
なるべく時間を見つけては、ちょこちょこ受ける努力をしている最中。

やっぱり、続きます。オンライン。
理由はムリがないから。

英会話学校って通うだけで時間食ってしまって、なんとなくがんばった気になってしまうのです。1ヶ月だけリアル英会話に行ったことがありますが、僕には相当の「がんばり」が必要でした。で、即ギブアップ。結局、物理の壁を乗り越えられなかったなぁ。

ようやく、最近授業に慣れてきたので、少しずつ実験的な授業の受け方をしています。そんな中で、良かったと思うのが、相手の得意分野(専攻科目)について質問してしまうこと。これは、レアジョブの先生のほとんどが学生さんであるということを使った利用法。

議論になった時に、一番頭って動きます。で、会話も続きます。なので、相手の専攻科目について、「それってどうなの」的な疑問をすると、結構良い議論になります。

議論好きの人は理系の人、男の人に多いですかねー
あんまりしつこいとイヤがられるので、上手くさじ加減を。

フィリピンの最高の頭脳と話しているのですから、ただ話すだけじゃもったいない!

よろしかったら、一度試してみて下さい。

ではではー

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新しいアイディアを発想する方法を考える

今は新しい発想をしたいと思い、いろいろと調べています。

ただ、やみくもに調べているだけでは効率が悪いと思い、一度新しい発想を得るとはどういうことなのかについて考えてみた方が良いと思いました。

参考にしたのは、アイディアで勝負する人たちです。

Objective
新しいアイディアの発想法について考える!

Conclusion
頭の中でひっくり返し続け、最後は数!

Background
アイディアを生むということを、シチュエーションに分けて考えてみました。
1.新しいものを生み出す
2.既存のものを改良する
3.既存のものの新しい使い方を考え出す

それぞれ発想のポイントについて気づいたことを。

3.既存のものの新しい使い方を考えるということは、枠に縛られない発想でそのモノを見れば良いのです。その一番の方法は、垣根を越えて別のことに使ってみることかと。

たとえば、ハサミは使いようと言いますが、その要素を持ち手の素材、形、動きといった構成要素に分けて考えてみれば、鉄の部分で電気を通す、まっすぐな直線を引く、コンパスのように使えるetcといった別の使い方が出てきます。

その使い方を突き詰めていけば、他の領域では今まで考えられていなかったモノとして生まれ変わることがあるはず。

2.既存のものを改良するやりかたは、最も開発されていると思います。有名なのは、SCAMPER(リンク)。この方法の本質は、見る角度を変えてみるということにあります。

iphoneのアプリでは、iThoughtsや、IdeaPotなどが役に立ちそう。フレームワークを上手く使って効率的にアイディアを出せる領域ではないでしょうか。

1.一番難しいのが、新しいものを生み出すこと。これをやり遂げるためには、概念の抽象化が必要かと思います。

たとえば、リンゴというのは個別具体的。そこから、一つ上の概念に上がって、「くだもの」という観点で見てみる。さらに上がって、「たべもの」で考えてみる。さらに上がって、「エネルギー源」で考えてみる。

すると、どんどん抽象的なものになっていくので、リンゴの機能を果たす別のモノに気づきやすくなります。そんなことの繰り返しで、達成したい目的に対する別のモノが見えてくるのかなぁ、といった感じです。

この1-3の発想のためのトレーニングとしては、メモをすること、質問を自分にすること、観察をすることといった、日常生活レベルでの繊細さが欠かせなくなってきます。

そんな、めんどくさいことを「日常的に」こなせる人がアイディアマンなのでしょう。

広告の世界では、1つのアイディアを出すためには、100の犠牲が必要といったことが言われているそうです。どんな人でも一発で最高のアイディアを出すことは難しく、最後は数勝負。淘汰によって、アイディアも進化していくのです。

***

上がここ数日調べた結果です。結局、毎日を感度高く過ごしましょう、不思議に思う気持ちを大切にしましょうという、基本的なアドバイスに収斂されるんでしょうねー

一朝一夕では身につかないこの視点。でも、身につけばどんなことにだって応用可能。

チャレンジし続けたいなぁと思います。

ではではー

<もっと知りたい方へ>

この雑誌が今回は一番参考になりました。今まで全く目に入らなかった雑誌なのですが、読むとそれだけに読むと驚きにあふれている。ああ、同じような本しか読んでいなかったのだなぁと実感させてもらえる瞬間です。いろいろな種類の本にあたって、様々な視点を養うことが大切と気づかせてくれた一冊。

Think! No.22(2007 SUMMER)
Think! No.22(2007 SUMMER)
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東洋経済新報社
売り上げランキング: 34019

そのまま、ズバリでデザインとは何かを考える回です。昔の回ですが、普遍的でいつだって役に立ちます。今は、Think!の大量読み込みというのもやっています。時代の変遷も分かり、面白いです。季刊誌って、削る作業が週間・月間誌よりも多い(ハズ)なので、中身がとても濃いなぁと思います。

ほぼ日刊イトイ新聞
もう、説明不要な超有名サイトで、一日のアクセス数は130万件にも達するそうです。僕は特に対話に刺激されて、いろいろなことを考えることができています。おすすめは、バックナンバーのヤオモテ、OK

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自然を抽象化して利用する

 「磁石で瞬時に500倍硬く、山形大が新素材、車の振動防止、応用の可能性」

2009年10月29日付の日経産業新聞で報じられていたこの話題。こりゃすごい。

500倍って、相当柔らかいものが相当硬くならないと達成しない数値です。同記事内での硬さの比喩は、プリンからプラスチックへ。

しかも、さらにすごいのがその発想元。

ナマコなんですって。

ナマコを触ったことがある方はご存じだと思いますが、彼ら、相当硬くなるんです。なんでも、ナマコの皮膚内のコラーゲン繊維が棒状に伸びることからヒントを得て開発された素材とのこと。

よく類推を思いつきましたね。。

確かに、自然界には面白い特徴を持つ生き物が数えきれないほどいます。ですが、そこからヒントを得るのは簡単ではない。

ポイントは抽象化。今回のケースでは、「やわらかいけど硬くなるもの、やわらかいけど硬くなるもの・・・」と研究者の方がぶつぶつ言いながらいろいろなものに触っていた…のではないかと勝手に想像。

形を捨て、"機能"に注目することで、新しい発見があるかもなぁと思った今日でした。

しかし、それでもナマコってスゴい発想ですね。。

ではではー

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天声人語をブログリーダーで読みたかったけど。。。

最近の目標は、「物事を違った角度から見ることができる力をつけること」です。
そのためには、いろいろな人の意見を知り、考えてみることが大切かと。

そこで、切り口の鬼神、天声人語をぜひ毎日読みたいと思うようになりました。
でも、購読しているのは日経新聞だし、かといってHPを巡回するのはちょっと面倒。なんとかBylineまで持ってこれないのかなぁ、と。

そこで思いついたのが、RSSクリエイター。RSSクリエイターはwebサイトの一部をRSS化してくれる無料ツールです。天声人語をRSS化してリーダー登録しようという作戦です。

で、実践。

結論から言うと、数時間がんばっても天声人語をRSS化することができませんでした。
やり方がまずかったのか、全く上手くRSS化されません。

諦めてプランB。ipod touchのデスクトップにアイコンを置いて、「Read it later」作戦で出ました。こちらはまぁ、普通にオフラインで見られるようにはなりました。

思えば、皆iphoneだからあまりオフラインで見たいというニーズがないのかもしれませんね。一応、結構時間使っても上手くいかなかったことをご報告。

毎日チェックするぞー!

ではではー

<もっと知りたい方へ>

ブログ論壇の誕生 (文春新書)
佐々木 俊尚
文藝春秋
売り上げランキング: 249162

日本で始めてブログを意見の戦う場、論壇として定義した本。その内容も良いのですが、兎にも角にも付録のブログ論壇一覧が素晴らしい。よく、高品質のブログをこれだけ集めたなぁと感心します。とりあえず、全て登録して、様々な意見を楽しんでいる毎日です。様々な目線を知りたい方へ。

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社会人になってようやく「読める」-吾輩は猫である

こんなもん、高校生の時にわかるハズがない。

再読のきっかけはipod touch。Bylineによって、 僕のipod touchは完全に電子リーダーと化しています。そんな中で見つけてしまったアプリが「i文庫」。

Canvas_3

450円で買える幸せ。人気の日本人作家純文学150本以上が読み放題。
興味があったけれども食指が動かなかったあの小説、名前は聞いたことのあるこの小説。純文学の世界にどっぷりとハマって出られません。あぁ、最高。

任天堂の文学大全に一瞬でも興味を持った人なら、迷わず購入すべき名アプリです。

さっそく読んだのが、夏目漱石「吾輩は猫である」。高校以来の再会。
…て、こんな話だったっけ!?

Objective
吾輩は猫であるから学ぶ客観性!

Conclusion
第三者の目を得ることによってより深く物事を見ることができる!

Background
吾輩は猫であるは猛毒の風刺小説です。ただ、この風刺がどれだけ優れているかは、社会に出て一度働かないと分からなかった。

社会人のほとんどは不自由さを感じているハズです。それだけに本作は、ほぼ全ての人の心に届く一作。つまり、実際に不自由を体験することにより、その不自由さを指摘する猫の言葉がより深く理解できるようになるという、束縛度測定器のような小説だったのです。

うーん。かなりのM小説。自由度が圧倒的に高い学生の時には気づかないわけだ。

そんな人間を冷視しまくっている猫君から学ぶことはとても多い。

たとえば、猫は人間という巨大な力の前に真っ向からはなすすべはないです。かといって自分を曲げて媚びることはしません。巨大であるが故に生まれる小さな隙間を上手に縫って生きていきます。…これって、大企業に立ち向かう中小企業と同じでは?

また、夏目漱石は猫の目を借りることによって、自分とは何か、人間とは何かをより深く理解することができています。…この考え方は、会社のポジショニングや戦略策定にも使えるのでは?

普段とは異なる目線を使うことによって、初めて見えてくることがある。多面的に物事を理解することができる。普段から、競合の目、お客の目、自社の目を使い分けることによってアイディアの深度は増すと思います。

非日常の目線を獲得したい方、ぜひ、ご再読を。

***

純文学は読むと寂しくなるのが良いところであり、悪いところ。特に秋~冬にかけて読むとなんとも言えない物悲しさを感じてしまいます。

そんな時の感受性はいつもの倍以上。何気ない普段の光景が別のものに見えてきます。

感受性のドーピング、純文学。久しぶりに読むと良いですよ。

ではではー

<もっと知りたい方へ>
i文庫
ipod touch/iphoneで文字を読むことに抵抗がないのでしたら、自信をもっておすすめできるアプリです。僕の中ではBylineに次ぐ必須アプリになっています。蟹工船、銀河鉄道の夜、走れメロス…本当にタダで読めていいの?と少し申し訳なくなるぐらい。最先端の機器で過去の知己を読むというギャップも結構好きです。

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アインシュタインの見た世界

世界は美しい。
窓から見える景色の移ろいを、風でゆらぐカーテンを、体が感じる温かさをを方程式で表すことなんて、考えてもみませんでした。

アインシュタインは、現実と想像の狭間で生きていました。
嫉妬、冷笑、劣等感、そんな世俗的なことに負けずに。ただ、ひたすらに好奇心のために。

Objective
アインシュタインの世界観を分けてもらう!

Conclusion
ゼロベースでの考察が世界を変える!

Background
アインシュタインが今日ここまで評価されている大きな理由のひとつとして相対性理論の構築があります。では、何がそんなにスゴかったのか。

相対性理論の一番の価値は、今までの前提をひっくり返したことにありました。その理論の構築までは、ニュートンの作った世界観に縛られていたのです。

その間、約250年。

天動説から地動説へ、地球中心から太陽中心へ。世界の前提がひっくり返ることは、新しい世界が開けたことと同じ意味を持ちます。

具体的には、時間ですら万物に平等なのではなく、場合によってはその流れが変わってしまうというもの。

人生から見たら誤差のようなものなのでしょうけど、それでもゼロとイチは全く違います。

この発見を生んだのが、ニュートンの理論では説明不可能な例外があったこと。この例外を説明できるように理論を創ると、こう考えざるを得ないという流れです。あぁ、アブダクションの考え方ですね。

アインシュタインの見ていた世界は、美しく矛盾なく流れる世界だったのです。

***

世紀の大発見をする人は、200-300年に一度。めったにないことです。まぁ、そんなにコロコロ世界の前提が変わったら困ってしまう(笑)。

でも、「自分の生きている世界」が変わることなんて結構あるのではないでしょうか。

当たり前だと思っていたことを少し疑ってみる。
そんな好奇心が人生を豊かにするのだと思います。

相方の浮気は疑わないように。。

ではではー

<もっと知りたい方へ>


あなたにもわかる相対性理論 (PHPサイエンス・ワールド新書)
茂木 健一郎
PHP研究所
売り上げランキング: 1139

アインシュタインの相対性理論をかじりたいなら、この本が一番良いと思います。とにもかくにも分かりやすいのです。また、特殊相対性理論だけではなく、一般相対性理論についても扱ってくれています。おまけで、アインシュタインの能力をアインシュタイン力として解説。どんな力があれば新しい考え方ができるのかを学べます。

E=mc2 世界一有名な方程式の「伝記」
ディヴィッド・ボダニス
早川書房
売り上げランキング: 26427

E=mc2に特化した本です。アインシュタインだけでなく、E、m、c2がいつ、誰により、どのようにして生み出され、統合されていったのかが分かります。そして、その式が生んだ戦争の拡大も。一本の数式を巡る世界の動きを理解することができる一冊。



アブダクション―仮説と発見の論理
米盛 裕二
勁草書房
売り上げランキング: 39018

今年の、ビックサプライズのうちの一冊。例外をうまく説明することができるように理論を構築すると、今までとは全く異なった世界が見えてくるという発想法です。決して学術的な用途に限らず、日常のあらゆるものに適用できると思います。

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