会計・ファイナンスを使いこなすための3冊

前回、会計「を」勉強するからダメなんだというエントリーを書きました。会計は道具だから、使って理解しましょうというお話しです。今回は、会計・ファイナンスを使いこなすという視点からおすすめな3冊を紹介します。


まずは決算書の感じ方から


 
数字は見るな! 3つの図形でわかる決算書超入門(日経ビジネス人文庫)
田中 靖浩
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 192875

 

 

貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書の関係を数字を使わずに解説してくれます。会計はイタリアで発明された芸術品の一つです。だから、もっと感覚的に「感じ取って」よいものです。

特に、「使う」という観点からは、全体のプロポーションをつかみ取ることがとても大切になります。なので、図として財務諸表を絵画のようにとらえるという方法はとても良い感覚的な方法です。

作者のセミナーに何回か出席させて頂いたことがあり、話が面白く話すのがとっても上手な方との印象です。もし機会ありましたらそちらも。

 

ビジネスのための会計感覚


 

勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!─
勝間 和代
東洋経済新報社
売り上げランキング: 18390

 

 

 

公認会計士としての会計の感覚と、コンサルタントとしてのビジネスの感覚が上手にミックスされている一冊です。どんな規模のビジネスでも使える考え方で、ビジネスモデルを考えるときに読むと良いと思います。

利益を生み出しやすいビジネスモデルとは何なのか。結果としての会計から、逆説的にプロセスとしてのビジネスモデルを考え出す演繹的なアプローチです。

日々、頑張っているのだけれどもどうも結果につながらない。そんなときは、ビジネスモデルから考えてみると根本的な問題に気づくかもしれません。

 

実際使えるファイナンス


 
道具としてのファイナンス
石野 雄一
日本実業出版社
売り上げランキング: 4185

 

 

 

稟議書に踊るWACC、NPV、IRRといった横文字。文字だけが一人歩きしていませんか。本書はファイナンスを理解するのではなく、使うことにフォーカスして書かれています。

使うという観点を重視して誰もが使っているExcelをツールとして使っているのも本書の良いところ。Power関数も知らなかったその昔、ずいぶんとお世話になりました。

とかく専門的で文字だけが先行しがちなファイナンス論ですが、最初は道具として割り切った方が良いと思います。ちなみに、通っている大学のファイナンスの大家も本書を推していました。

 

まとめ - 会計・ファイナンスは意思決定のツールです!


細かい点に目が向きがちな会計ですが、ほとんどの人にとって会計は「使う」ものであって「作る」ものではありません。なのに、ついつい簿記3級の勉強から入ってしまう。

簿記の知識も役に立つのですが、本当にビジネスに役に立つのは知識ではなく感覚だと思います。この数字がこう動いたということは、こういうことをして、こうなったからだ、というなんとなくな感覚。経営者の方は簿記の知識がなくともこの会計感覚を持っている方が多いです。

大事なのは数字の先にある意思決定です。ビジネススクールに通って皆さんのニーズを聞くと、会計そのものの勉強にそんなに時間は掛けなくて良いのではないかなぁと感じる次第です。

この機会にぜひ会計感覚、養ってみませんか。

ではではー

 

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サクッと簡単に使えるYouTubeの小技まとめ

YouTubeで環境音楽をそろえようかなぁと思った時に使った、サクっと簡単に使えるサービス3選です。


youtube / Sean MacEntee


お気に入りの音楽をダウンロード(YouTube to mp3)


YouTube to mp3というサイトを使うと、登録なしでYouTube動画の音だけをダウンロードすることができます。

YouTube1
YouTube1 Photo by 130shin

 

ダウンロードして音楽プレイヤーやスマホに入れておけばインターネットにつながっていない状況でも音楽を楽しむことができます。また、講義・講演などをダウンロードすれば電車の中が勉強部屋に早変わりです。

意外に、自分が撮ったビデオから音だけを取り出す時にも使えますので、結婚式の動画編集などにも。

 

ひたすらヘビーローテーション(URLに"repeat"追加)


YouTubeのURLは"www.youtube.com/xxx"となっていますが、この"www.youtube"の後に"repeat"と入れ"www.youtuberepeat.com/xxx"とすると、ひたすらに同じ動画を流すことができます。気に入った動画をずっとずっと、ずーっと聞きたい!という時に。

 

YouTube2
YouTube2 Photo by 130shin

 

その他、YouTubeのURLに関する小技はたくさんありますので、気になる方は「youtube url 小技」などで検索してみて下さい。

 

関連動画を自動で再生(Music Discovery Project)


Music Discovery ProjectというYouTubeが提供しているサイトでは、検索されたアーティスト、曲に関連する動画を自動で再生してくれます。

 

YouTube3
YouTube3 Photo by 130shin

YouTube4
YouTube4 Photo by 130shin

 

これを使えば、一つの動画を見終わった後に関連動画をクリックして開く必要がなく、音楽を流しっぱなしにすることができます。

ちなみに、同様のサービスでGoogle ChromeにChrome YouTube PlayerというExtensionがあります。これは関連する動画を500本(!!)自動で流してくれるというもの。Google Chromeを使っている方にオススメです。

 

まとめ - YouTubeの基盤プラットフォームとしての価値


YouTubeは世界一の動画共有のプラットフォームです。プラットフォームである以上、YouTubeの価値はYouTubeだけでは創られません。アップされる動画、紹介したような付加サービス、さまざまなものが生まれる素地を創ったことにYouTubeの価値があります。

文字・写真だけでなく、動画も世界的に共有されるようになり、それをリードしていくというViewを基にGoogleがYouTubeを買収したのが2006年。自社のVisionだけではなく、市場の変化も先読みした先見性のある買収であったことは、それから5年が経ち誰しもがYouTubeを使うようになったことで証明されています。

個人的にはOpen派なので、台頭するClose派に負けずGoogleには今後も頑張って欲しいものです。

ではではー

 

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Google Drive運転開始!

長いウワサの期間を経て、本当に運転開始。


とりあえず、GoogleのDropbox


Dropboxをご存じの方なら、その便利さにも慣れていると思います。そのGoogle版という印象で間違いないです。オフィシャルブログからの読めるDropboxとの違いは2点です。

1. 資料の同時編集が可能(Dropboxだとクラッシュして、複数のファイルが作成されます)
2. 資料の検索が優れている(Dropboxと違い、そのうち中身の検索もできるようにしたいとのこと)

Googleらしい違いの出し方ですが、資料の検索の方は今後の課題とのこと。なので、個人ユーザーにとってはまだDropboxと同じかなぁと思います。

下のリンクからスタートです。

https://drive.google.com/start#home

 

Google Driveを始めるまで


Google Driveのサイトにアクセス、右上のGoogleドライブに移動をクリックします。

2012-04-25 04h34_42
2012-04-25 04h34_42 Photo by 130shin


Googleドキュメントを使っていた方は、Googleドキュメントと一瞬で統合されます。すごいスムーズ。

マイ ドライブ - Google Drive
マイ ドライブ - Google Drive Photo by 130shin

 

画面上のGoogleドライブをダウンロードを選ぶとダウンロードサイトに移ります。

Google Drive for Mac
Google Drive for Mac Photo by 130shin

 

インストールが終わると、ローカルフォルダにGoogle Driveが追加されています。一緒に、過去に作成したGoogleドキュメントのファイルもローカル保存されます。

Google Drive-1
Google Drive-1 Photo by 130shin


ファイルの検索は?


Googleと言えばやっぱり検索。ということで、試しにいくつかファイルを入れてWebサイトで検索してみました。

検索結果 - Google Drive
検索結果 - Google Drive Photo by 130shin

 

パワーポイントなどは中身も検索してくれています。ただ、PDFはまだ中身検索は無理みたいですね。

今のところ、PDFの中身も検索したい!という場合にはEvernoteへの保存⇒検索が一番良いです。今後のGoogleの検索/整理力に期待です。

共有ドキュメントの同時編集は、僕の環境ではそれほどニーズはありません。プログラマの方々には必須の機能なのでしょうか。

 

まとめ - ローカル保存の終わりのはじまり


YahooからもYahoo Boxが発表され、同じようなことができる環境にある中、何を全面にプッシュするかで各社の違いが見えます。

  • Dropbox ⇒ シンプル性
  • Yahoo Box ⇒ 思い出の共有
  • Google Drive ⇒ 検索と共有 

ただ、やっぱり先行優位というか、Dropboxに使い慣れてしまっている方が動くほどの差が出ているのかなぁという点ではちょっと疑問です。

一方で、全てのファイルの中身を自由に検索できるようになったら、Google Driveは相当強いと思います。個人の増え続けるファイルをなんとかしたいというニーズは大きいですし、Googleの本領発揮は検索ですから。

一つ確実に言えるのは、ローカルフォルダにのみファイルを保存するという時代が終わろうとしていることです。誰でも簡単に、無意識にWeb上にファイルを保存する時代がもうそこに見えています。

増えるデバイス、速くなる通信。この2つの環境の変化を活かすサービスは今後も広まりそうです。

ではではー

 

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達人と持続する情熱 - 本の紹介: 勝ち続ける意志力

達人には共通するものがある。自分の中に見出した光に取り憑かれ、懸命に、執拗に繰り返し技術を蓄え、一歩一歩高みに登る姿だ。その姿は鬼気迫るが、美しい。


 

 

 

読む前に感じよ


紹介を始める前に、動画を一つ見て頂きたい。本書の冒頭でも触れられている「37秒の奇跡」だ。


これはカリフォルニアで開かれたゲームの祭典「Evolution 2004」の動画である。これをやってのけたのが本書の筆者、梅原大吾氏である。

このゲームのことを何も知らなくとも、この会場の盛り上がりに熱される。それだけこの展開が偉業だったということなのだが、それもそのはず。このコマンド、1/60秒の精度で入力する必要があるのだ。1/60秒はカメラの瞬きより短い。

対戦相手のことを知るともっと驚く。ジャスティン・ウォンという選手はあるゲームでは4年間大会で負けがなかったほどの猛者だそうだ。あまりにも強いため、負けると会場が沸くのだ。

初めて見た時からこの動画はずっと印象に残っていた。そして、書店で本書を見つけた時、表紙を見ただけで気づいた。この本の作者はこのプレイヤーだと。

 

日本にプロゲーマーという職業を創り上げた男


意外にもビデオゲームの聖地である日本にはプロゲーマーという職業がなかった。梅原氏が初めてスポンサー契約を結び、プロゲーマーとなったのは2010年のことだ。その時のスポンサーも日本企業ではなく米国企業だ。

それだけ、日本での「ゲーマー」というものの地位の低さが表れている。梅原氏は外からの、そして自分自身のゲームに対する白眼視にずっと耐えてきた。本書を読むと子供の頃から、梅原氏が「なぜ自分にはゲームなのか」と悩み続けつつもゲームと共に歩んできたことが分かる。

日本という国にいながら、同氏が社会的な地位を、つまり、一つの公式な職種としてゲーマーの座を得たのは29歳の時である。同氏が初めてゲームに出会ったのは5歳のとき。その間、時間にして約25年。言葉に発せば短いが、その間に感じ続けた疎外感や迷いは他人には理解できないだろう。


達人だって悩み苦しむ


現に同氏の人生は悩みであると言っても過言ではない。ゲームを初めて悩み、上達して悩み、世界一になって悩み、一時はゲームから離れ、介護の世界も見ている。だが、迷いの度に同氏は強くなっているように感じた。それは、自分の道を一度脇に逸れることで見直しているから、そして、脇に逸れる度に人の心を理解していくからだ。

好きなことをしていればずっと楽しいわけでは決してない。好きなことだからこそ苦しいことにも耐えられるのだ。そんな、苦しみにすら耐えられる、大切な一つのことに出会えるということはとても幸せなのだと思う。

人が苦しまないことなんてない。苦しみながらも続けられることと続けられないことがあるだけだ。


まとめ - 続けられること、それがあなたの大切なこと。


平坦な人生はない。一時はしゃがみ込み、時には道から逸れ、それでも続けたことが人を創り上げる。

誰だって悩み苦しむ。その悩みに真摯に向き合って、それでも続けたいと思う何か。それが人生にとって大切なことなのだ。

苦しいだけの努力はしてはいけない。自分を痛めつけて能力を高めても、一時的にしか続かない。続けること、それはそれだけで一つの才能である。

そう本書は語りかけてくる。

持続する情熱を胸に抱くすべての人に、本書を。

 

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心の動きなしには成し遂げられない大仕事

最近、大仕事をするためにはココロの働きが必須だと感じています。

Psalm 34:18 (Clouded Heart)Psalm 34:18 (Clouded Heart) / Lel4nd

 

ルーティンとタスクの違い


ルーティンとタスクの違いは、反復的に生じるものかどうかという発生起源に基づく分類の他に、仕事に求められる質の違いもあると考えています。ルーティンは「満足できる水準の質をいかに早く達成するか」が重要であるのに対して、タスクは「限られた時間の中でいかに高い品質を達成するか」が重要となります。

仕事の中には、満足水準を満たせば十分であるというものも多くあります。そのような仕事に必要以上に時間を費やすことはToo muchで、逆に時間を掛けなければならない仕事に時間を回せなくなってしまいます。ルーティンの高速化で作った時間をタスクに当てることが、全体としての仕事の質を高めます。

例えば、高級ホテル経営で有名な星野リゾートでは、リピーター獲得のために良く効く項目と効きの悪い項目を分類し、効きの良い項目に注力しているそうです。ホテル業ではリピーターを獲得しなければ経営は先細りになってしまいます。そのため、リピーター獲得に効く項目を見分け、そこにより注力することで、科学的にリピーターの獲得率を高めているのだそうです。

何をルーティンとして何をタスクとして分類するのかの判断は、仕事全体の質を高めるための第一歩と言えそうです。

 

タスクと大仕事の違い


ル−ティンとして位置づけられなかったタスクの中には、相当なパワーが必要となるため通常発揮している力だけでは不十分となる仕事も含まれます。そのため、通常の力でできる仕事がタスク、通常の力で対応できない仕事は大仕事となります。

大仕事は日常的には生じません。数年に一回の改革・変革、そのようなものが大仕事です。そのため、大仕事は経験する数が少なく、日常的な力では対応が困難となります。その克服をどのようにするのかは常に問題となります。

例えば、大仕事を日常としているプロフェッショナルに仕事のサポートを依頼するというのは、有効な手段です。自分にとっては大仕事でも、彼らにとってはタスクであるという状況は往々にして生じ得ます。一方で、プロフェッショナルにとっても大仕事となる状況も当然あり、その場合には参加者全員が通常の力では対応できないことになります。

 

ココロの動きが大仕事に与える影響


参加者全員にとって大仕事の時に、プロジェクトの成否を分けるものは何でしょうか。その一番大きい要素がココロだと思います。

人はココロの状態によって発揮できる能力が大きく変わります。愛/憎しみ、希望/嫉妬、期待/恐怖、ココロの動きにはプラスの方向もマイナスの方向もありますが、その全てに言えることが極めて大きな力を生む原動力となるということです。

つまりは、ココロの動きなしには通常の力を超える力というものは出てこないということです。そして、大仕事において通常の力を超えるものが出ない状況というのは、極めて危険な状況です。だから、大仕事にはココロが動いている人間が必ず必要となります。

聞いた話ですが、大きなプロジェクトを任せる場合には、本人がやりたいようにやらせるのがロジックで詰めるときよりも上手くいく場合が多いのだそうです。ロジックで考えるとAだけれども、担当者がやりたいのはBというときは、Bをやる方が良いと。それは、担当者の心が動いているからなのだと思います。

 

まとめ - ココロの動き無しには達成できない仕事もある


ずっとロジカルな仕事を心がけてきたのですが、そのような仕事の仕方ではタスクには対応できるのだろうけれども、大仕事には対応できないのだろうな、ということに気づきました。仕事にもココロの動きは必要です。ココロの動きなしには達成できない質の水準があります。

ロジックはテクニックであり、スキルです。使えば使うほどに上達はします。ですが、アンロジカルな思考や精神状況でないと達成できない仕事も存在するというのが今回の発見です。

ココロの動きを殺すのではなく、活かす仕事をしたいと思います。

みなさんは最近、ココロ動いていますか?

ではではー

 

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良いレビューとは何だろう?

近頃、『Think!を2006年度分から読み返す機会があり、また同じ記事で唸ってしまいました。今回はレビューについて掘り下げて考えてみたいと思います。

20100419THK011.pdf (page 1 of 6)
20100419THK011.pdf (page 1 of 6) Photo by 130shin

 

レビューとは何か?


どんな職場でも、上司と部下がいれば行われること。それがレビューです。では、レビューとは一体何なのでしょうか?

えてしてレビューは形式の確認に終始しがちです。しかし、形式のレビューは、マイナスからゼロにしてくれるものの、ゼロからプラスにはしてくれません。この感覚はどの職場でも共通らしく、「ノーバリューアッド」と言われてしまうことも多々あるようです。

ですが、レビューは本来は生産的なものです。一つのことがらに二人以上の人がかかわると視点の交差が生まれるからです。

 

レビューの機能と定義


価値のあるレビューとはどのようなレビューでしょうか。視点の交差ということから考えれば、一つのことがらを、複数の目線で捉えやすくなるということがレビューの良い点です。

すると、レビューの機能は、多面的な見方をすることによってものごとをありのままの形で視ることができるようにすること、であると言えそうです。一人では見ることができなかった視点からものごとを視ることによって、別の論点を見つけることができるのです。

そのため、レビューとは、ものごとの形をより正確に捉えるために、担当者の視点に加え、異なる視点で視た場合の質問を担当者に行なうことであるとなります。

 

2つのレビューの失敗の方向性


レビューを視点の追加と考えると、その失敗は2つに分けられます。

  1. 担当者の視点をなぞっただけで新しい視点を追加していない
  2. 視点の追加による論点の設定がものごとの本質を捉えるものではない

1の例は、ちょっと突然ですが、「容疑者Xの献身」です。容疑者Xの仕立てたストーリーの通りに考えると筋が通っているため、それで正しいと考えてしまうというものです。

容疑者Xの献身 (文春文庫)
東野 圭吾
文藝春秋
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これはレビューアが視点の追加を行なっていないため、レビューがノンバリューアッドになってしまう例です。時間が無いときについついやりがちなミスです。

一方で、2の例は「コメントしないと格好がつかない」場合に起こります。視点を追加してはいるのですが、全体に対するインパクトが小さい部分にしか目線が届いておらず、結果として重箱の隅をつついている場合です。

1も2も、レビューアが気をつけていないと陥りやすいミスです。特に2はレビューアのコメントに担当者が対応することを考えると、結果として時間の浪費にも繋がりかねないミスなので絶対避けたいところです。


まとめ - 良い視点を追加しているかを考えよう!


レビューとは視点の追加であると考えました。担当者はどっぷりと問題に浸かっているため、単一の視点に陥りがちです。その補足のためにレビューアはレビューを行なうという意識が大切です。

一方で、視点を追加する時には、加えた視点がものごとをよりよく視るためのものかどうかということを考えなければいけません。担当者の視点をなぞるのはダメですが、部分的な視点を加えるだけもまたダメです。

経験上、レビューアが全く異なるアプローチで考えて、担当者と同じ結論に辿り着くケースを何度も見てきました。そのような別のアプローチができるようになるまで、レビューアとして精進せねばと思います。

レビューは奥の深い技術だとつくづく感じます。上手なレビューは担当者を一人では辿り着くことができなかった境地に導いてくれます。

まだ苦手な部類の技術なのですが、精進したいです。

ではではー

 

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会計「を」勉強するからダメなんだ

会計ってもっと簡単に学べないものかしら?


Balancing The Account / kenteegardin

大学院の補講で財務分析とファイナンスの授業を受けてきました。とっても丁寧で分かりやすい授業にインスパイアされてエントリー。

 

会計の原点はイタリアである


そう、あの芸術の国イタリアなんです。14世紀のイタリアで簿記の技術が発明され、ほぼ同時期に発明されたグーテンベルクの活版印刷機によって普及します。

そこから経済活動の盛んな地域で発展を遂げることになります。イタリア⇒オランダ⇒イギリス⇒アメリカと。そして現在は再びヨーロッパに主導権が移ったものの、ヨーロッパが経済の混乱に陥ったのでアメリカが再び主導権を狙うという展開です。

当初インドで開発されていたら、また違った技術になっていたでしょうね。。。


会計はビジネスの世界共通言語である


会計は世界共通のビジネスランゲージです。どの国に行って、違う言葉で話してビジネスをしていたって、最後に表現される財務諸表は同じなのです。

この性質から、会計が分かると世界中のビジネスパーソンと話が通じると言われています。確かに細かく会計基準は異なるものの、貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書といった基本財務諸表の形は同じです。

数字と同じで、自分の考えをこんなに簡潔な形で、様々な人に伝えることができる道具はなかなかありません。

 

つまり、会計は「なんとなく」「使える」ことが大切!


完全にイタリアと言語に対する僕の偏見です(笑) ですが、このエントリーで言いたいことはこの一言です。

会計というと、厳密な数字と複雑な基準の理解が必要となるような気がします。確かに作る側にはそのスキルが必要です。ですが、ほとんどの人は使う側の人です。

よく、車の製造と車の運転に例えられます。車を作ることには複雑な知識の積み重ねが必要となりますが、車を運転するのに通常それらの知識は必要ありません。運転スキルという全く別のスキルが必要となるのです。

会計も同じです。会計の結果を使うスキルは作るスキルとは大きく異なります。言語と同じで、使うことが大切なのです。そして、イタリアと同じで、もっと感覚的に考えて良いのです。


まとめ - 会計「を」勉強するからダメなんだ


以前、英語「を」勉強するからダメなんだ、というエントリーを書いたことがあります。英語は道具であり、道具自体の勉強である文法や単語の暗記にフォーカスするよりも、英語を使って何かを学んだ方がもっと身につきますよ、というエントリーです。

会計も同じです。

会計は会社の状況を伝えるための道具です。ですから、会計「を」使って、いろいろなことを考えた方がもっと会計に対する理解もできる、と思うのです。

ということで、今後は会計「で」戦略「を」考えるというエントリーにチャレンジしたいと思っています。よく知られている戦略論を会計の観点から説明してみたいと考えています。

という、次回予告なエントリーでした。

最後に、イタリアの方々、大変失礼致しました。。。

ではではー

 

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fromEverを使ったEvernote発想力トレーニング

Evernoteの過去ノートをどのように活用するかをちょくちょく考えています。昔には以下のようなエントリーも。

先日、Google先生がまた新しいアプリを紹介してくれました。使ってみるとセレンディピティの女神のようなアプリだったので、ぜひご紹介したくエントリー。


fromEverはあなたのEvernoteの中からノートを選択、リンクを作成してくれるアプリです。そのノートの選択方法の中にRandom Selectがあったので、購入決定!

 

使い方はとってもシンプル


まず、User NameとPasswordを入れてアクティベート。

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IMG_0244 Photo by 130shin

 

次に新しいノートを保存するノートブックを選択します。タグ付けもOK。

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IMG_0253 Photo by 130shin

 

設定が済んだら、左上の「Back」を押して、下の画面へ。青矢印を押してノートの選択をします。

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IMG_0246 Photo by 130shin

 

ノートの選び方はノートブックから、タグから、ランダムの3種類。ランダムがとっても面白いです。

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IMG_0247 Photo by 130shin

 

3つランダムで選んでみたところ。日付けもノートブックもバラバラに選ばれました。

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IMG_0248 Photo by 130shin

 

画面下の鉛筆マークを押すと、タイトルを書き込む画面に。

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IMG_0255 Photo by 130shin

 

タイトルを書き込んで右上の「send」を押すと、各ノートのリンクの付いた新しいノートが作成されます。

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IMG_0251 Photo by 130shin

 

ちなみに選んだノートは下のようにアプリ内で確認することもできます。昔のノートを見返すきっかけに。

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IMG_0249 Photo by 130shin

 

で、何に使うの?


発想力のトレーニングとして使うことをオススメします。やり方は以下の3ステップ。

  1. Random Selectでノートを3つ選ぶ
  2. 選ばれた3つのノートの関連性をムリヤリ考える
  3. 3つのノートから分かること、疑問に思うことをタイトルとして書く

新しい発想は既存の知識の組み合わせです。そのために重視するべきなのがセレンディピティ。偶然の出会いから、思いもしなかった新しい考えが生まれるということはよくあることです。

ソフトバンクの孫社長も、起業する前に毎日こんなトレーニングをしていた、と聞きます。

  1. 既存のサービスをカードに書く
  2. カードから3枚をランダムで選ぶ
  3. 3つのサービスの組み合わせから新しいサービスを考える

これを毎日続け、半年経つと3つのカードを見るだけで、すぐに良い事業か悪い事業かの見当をつけることができるようになったそうです。

このお話から今回のトレーニングも思いつきました。

このトレーニングを続けてみて、良いアイディアが生まれそうか悪いアイディアが生まれそうかが見分けられるようになったら、世の中のいろいろなものの関連性を見る目が変わりそうな予感です。


まとめ - あなたの眠っているノートを呼び起こそう!


Evernoteにノートを詰め込む技術はいろいろと発展しました。これからは、もっともっとため込んだノートを「使いこなす」技術が増えればなぁと思います。

今回ご紹介したfromEverはEvernoteにセレンディピティを与えてくれました。

Evernoteに眠っているノートは、あなたが昔に面白いと思った、過去のあなたの思考のカケラ。それをつなぎ合わせて、ステキな未来を発想してみませんか。

fromEver、面白いですよー。

ではではー


関連エントリー

 

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自分のアタマで考えよう?

方々で人気だったので読んでみた一冊。内容はとってもためになります。でも、ちきりんさんのコアスキルはそうじゃないよなぁ、と思ったので、ついついエントリー。

自分のアタマで考えよう
ちきりん
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 409

 

 

 

自分のアタマで考えよう?


確かにちきりんさんの自分のアタマで考えるスキルはスゴいです。この本も効率的なインプットの技術を延々と説明する解説本に真っ向から対立して、本読むな、PC閉じろ、スマホ捨てろと非常にアグレッシブです。そこまでは言ってないか。

 でも、それだけでこんなにここまでの知名度になるのかなーというのが今回の疑問です。

世の中にはアタマのいい人がたくさんいます。ですが、アタマのいい人たちがみんなちきりんさんのような大成功?を収めているかというと、決してそんなわけないわけです。では、何がその差となるのでしょうか。

 

他人のアタマで考えよう!


思うに、ちきりんさんのコアスキルは「他人のアタマで考えられる」ことです。おちゃらけ社会派として、すごく反響を呼びそうな話題を、ファウルギリギリの水準でおちゃらける。これは相当読み手視点で考えないとできないことです。

つまり、自分のアタマで考えようというのは大前提で、他人のアタマでも考えられないと、人の世という大海の中で上手く泳ぐことはできないということです。

そんなの当たり前? でも、「自分のアタマで考えよう」を読んだ後にありがちな一番大きい落とし穴は、この他人アタマの欠如だと思います。ロジカルにフレームワークで考えれば上手くいく…ときもあれば、そうでないときも。


どうして分かってくれないの?


人は経験したことしか本当に理解することはできません。そして、経験したからといって必ずしも理解できるとは言えません。

だから、僕たちはほとんどのことを想像するしかないのです。そして、その想像の輪郭がどれだけくっきりとしているかが、社会への影響力につながるのだと思います。

スティーブ・ジョブスはひとりよがりでしたって?いやいや、コンシューマーの生活を恐ろしいほどの解像度で想像できていたからこそ、あれだけの製品を創ることができたのです。社会的に受け入れられるためには、想像の解像度を精緻にしなければいけないのです。

 

まとめ - 想像のピクセルを細かくしよう!


自分のアタマで考えることは、すべての始まりです。社会へのインパクトのためにもっと大切なのは、他人のアタマで考えることです。この他人アタマ思考の精度が高いほど、社会に受け入れられやすいものを創ることができるようになります。

そのためには、普段からみんなが何を面白がっているのかについても考えることが必要です。そう、これって、あれだけダメだダメだと言われている「空気を読む」ことでもあります。

「空気を読む」ことは、ホスピタリティの始まりです。相手が何を求めているのか、それを考えることも時には必要だということです。

なんでも、良い面もあれば、悪い面もあるってことですね。

ではではー

 

 

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ミッキーに学ぶプロフェッショナリズム

先日、TDSでミッキーのホスピタリティに感動したというお話です。

TDS
TDS Photo by 130shin

ご存じの方も多いと思うのですが、TDSにはホライズンベイ・レストランという、ミッキーたちがご飯中に会いに来てくれるステキなレストランがあります。

よかれと思い1.5歳の娘を連れて行きました。娘とミッキーたちとの写真も一緒に撮りたいという大人の事情も若干ありました(笑)

ところが、ミッキーを見るや、娘は「コワイ!」の連呼で泣き叫ぶのです。予想外の事態に僕は若干パニックです。結局写真なぞ1枚も撮ることもできず、レストランの外で娘をあやすという最終手段に。

落ち込みつつ、ミッキーが通り過ぎていった席にとぼとぼと戻った後の出来事でした。

行ってしまったハズのミッキーが娘の背後からこっそりと近づいてきてるではありませんか!

見ると、人差し指を立てた「しー」のサインと、「写真、写真」のサイン。娘は全く気づきません。

機転のおかげでめでたく、ミッキーと家族の写真が撮れました。

今回、僕がミッキーの行動に感じたプロフェッショナリズムは3点です。

  1. お客さまが何を求めているのか適切に掴んでいること。
  2. 状況を理解の上、ベストな対応を瞬時に実行していること。
  3. 再度驚かすかもしれないというリスクを負担していること。

自分が仕事をする時に、果たして全部満たしているでしょうか。本当に勉強になりました。

ぜひ、TDSに遊びに行かれた際には、ホライズンベイ・レストランをお試し下さい。プロのホスピタリティを感じられます。

そのとき、写真のようにミッキーから後光が差して見えました(笑)

ではではー


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