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なぜ、それに気づかなかったのか

何度も思います。ナゼそれに気がつかなかったのか。

また、ミスしました。
ちょっと熱くなってしまって、ダブルチェックを忘れてしまいました。

やってしまって、怒られて初めて気づく「なんで自分はそれに気づかなかったのか」ということ。
せっかくの機会。なぜ人は気づかないのかについて考えます。

Objective
ナゼそれに気づかなかったのか!

Conclusion
常に考えることによって人は気づく!

Background
ハインリッヒの法則によれば、1つの大事故には、29の軽微な事故があり、29の軽微な事故には300の自己の予兆があるそうです。1:29:300の法則と呼ばれたりもします。今回、自分がミスをしたことも、思えば自分で弱いと思っていた分野でのことでした。つまり、4年間「ヒヤリ」や軽微な事故を放置していたことになります。

事故に対処することが出来るのは時系列で、①起こる前、②起こる直前、③起こっている最中だと思います。

①起こる前
起こる前に事故を止めるために最も必要なのは想像力です。余談ですが、ハンニバル=レクター博士も賢い者と愚者を分けるのは想像力であると言っていました。

想像力を働かせるためには、できうるだけ鮮明に、勇敢に、形から外れて考える必要があります。そして、問題が発生する可能性とその発生した時の重要性を考えて対応を検討する。発生可能性とその影響を考えて対応策を作るということは、事故への対応策を作る際の基本的な考え方てす。

また、事故を想像する時には類似的なものから広げて考えていくのがよいようです。ある事故が起こった。それは、他に影響しないか、類似の事故は起こりえないか。勝間さんのセミナーでの水平的思考方法もこれに使えると思います。

兎にも角にも、まだ生じていないことを想像するものですので、何を核にして考えるかが一番重要なのかもしれません。そして、数を出して淘汰する。そのプロセスから創造的なアプローチが生まれると思います。

②起こる直前
これは、事故が起こる直前に予兆を見抜くということです。他には、騙される直前で気づくといった状況を想定しています。

この時に気をつけるべきは、起こっている現象の的確な認識です。その方法は3つ。
 a.思考のダブルチェック
 b.判断前に理解する
 c.最後は直感

a.思考のダブルチェック
これは、起こった事象(インプット)を吟味することと自分の思考(アウトプット)を吟味することの両方が入ります。

インプットは、誤った判断をしないようにインプットの正確性を確かめることです。誰かの証言や情報をそのまま使ってしまうと失敗してしまいます。そのインプットが正しいのか、一瞬でも良いので考えを巡らせることによって、誤ったインプットによる判断を防げると思います。

アウトプットは、自分の出した結論に対する考察です。自分がこれから出そうとしている結果、言おうとしていること。それが正確か、どのような影響を与えるかを考えることによって誤ったアウトプットをしてしまうことが減ります。

b.判断前に理解する
これは、物事を判断するには、正確な認識が不可欠であるということです。例えば、医師が治療する際に無闇に切開しても意味がありません。何が悪いのか、その把握が問題に気づく第一のことなのだと思います。

c.最後は直感
しかしながら、最後は直感に頼るものなのだと思います。この直感は、自分の中の成功体験の積み重ねです。自分が過去に成功した体験を使用することによって、より速く正解にたどり着くことができるのです。しかし、問題が過去のものと異なっていたりする場合には、直感による解決が正しいとは限りません。
だいたいの場合は、直感通りの結論となりますが、過信は禁物だと思います。

③起こっている最中
もはや、事故が起こっている状態です。つまり、今の自分のやり方が間違っている時です。この時に必要なのは、問題を見過ごさないことです。

問題を見過ごさないためのフレームワークとして見つけたのが以下の5つの問いを自分にすることです。
 a.その結論は明確か
 b.その結論は正確か
 c.その結論は包括的か
 d.その結論は道理にかなっているか
 e.その結論は知的に高潔か
最後の知的に高潔というのは、単純に飛びついてしまった結論ではないか、熟慮の末の結論かということです。

このように、既に生じてしまった事故については、フレームワークによる認識と正確な理解、そして即座の対応が必要となります。出来うる限り、生じてしまった事故の影響を大きくしないこと考えることも必要ですが、「事故が起こっていることに気づく」ことはもっと重要だと思います。

①~③まで、事故に対する対応策を書きましたが、それらを思いつくために大切なのは、常に問題について考えること。この常に考えるということは発見を与えてくれます。

アイザック・ニュートンは、リンゴが落ちるのを見て重力の法則を思いついたのは、「それについてずっと考えていたから」と言ったそうです。

問題は認識されなければ、問題とはならない。
事件は発見されなければ、事件とはならない。

肝に命じて、仕事の精度を上げたいです。

・・・はぁぁ。orz

ではでは。

参考文献

なぜ、それを考えつかなかったのか?

☆×4
今回のテーマにピッタリの本がありました。人が問題をみつけられず、失敗してしまう理由についてケースに分けて書かれています。豊富な具体例のほか、トレーニングもついており、実践しやすい内容になっていると思います。

発明家たちの思考回路 奇抜なアイデアを生み出す技術 (HARVARD BUSINESS SCHOOL PRESS) Book 発明家たちの思考回路 奇抜なアイデアを生み出す技術 (HARVARD BUSINESS SCHOOL PRESS)

著者:エヴァン・I・シュワルツ
販売元:ランダムハウス講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

☆×4
発明とは、現実と理想のGapを埋めることと定義すれば、問題の発見・解決は発明です。その発明の仕方が具体例で書かれています。どのように発想すれば良いかのヒントになると思います。

A Technique for Producing Ideas (Advertising Age Classics Library) Book A Technique for Producing Ideas (Advertising Age Classics Library)

著者:James Webb Young
販売元:Mcgraw-Hill
Amazon.co.jpで詳細を確認する

☆×4
アイディアを生むためのエッセンスがぎゅっと濃縮された一冊です。濃縮されている結果、非常に薄いです(笑)。ただ、一語×2がしっかりと響いてきます。また、あまりにも薄いので英語で読んでも苦になりません。洋書入門にも、ぜひ。

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コメント

タクC2さん、いつもありがとうございます。
実はこの記事を書いた後にも幾つかミスが重なり大分落ち込んでいます。
人が変わるのはなかなか難しいみたいです。ただ、自分の欠点が分かったという点が大きく得たことです。また、興味の沸くような記事が書けるようがんばりますね。

投稿: しんのすけ | 2008年11月30日 (日) 20時49分

おひさしぶりです!
表題を見て、この記事は絶対読まなければ!
と思って拝見させていただきました。
私も、仕事で、
「なんでこれに気づかんかったんや~!」
ってミスった時に心の中で叫んでいます。
油断した時が危険やってことは十分経験してきてるんですけどね・・・
参考文献読んで勉強します。
早速アマゾンのカートにぶち込みました。

投稿: タクC2 | 2008年11月26日 (水) 18時55分

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