本の紹介 - 20代、お金と仕事について今こそ真剣に考えないとヤバイですよ!
タイトル長っ。
本書は公認会計士の夫婦が、日常生活の中で見落とされているお金の話をキレイにまとめた本です。対象は考えることから逃げている僕のようなワコウド。
ブックカバーの一言目からグサっときます。
「毎日午前まで働いても、お金がたまらない理由を一緒に考えてみましょう」
最初は何ごともヘタなのは当たり前です。お金の使い方もそう。上手くなるために必要なことは、ヘタであることの認識と何がヘタであるのかの把握。では、お金に関してヘタとは何がヘタなのか。お金に関する本はいろいろ出ているものの、結局次の式しかありません。
収入 - 支出 = 増えるお金
つまり、お金を増やすには①収入を増やすか、②支出を抑えるかしかないのです。ということはお金に関してヘタとは、①収入について何も考えていないか、②支出について何も考えていないかということになります。
これは、会社に限らず、全ての人に共通。他には、そう、ダイエットと一緒。①食べる物を減らすか、②運動して燃やすかしないから太ってしまうのです。
さらに、著者はこの式にひとひねりを入れて次のように定義します。
収入 - 必要生活費 = 豊かさ
これは、人の経済活動の歴史そのもの。農業からスタートした人の経済活動は、産業革命による生産性向上を経て今では随分と豊かさを創造することができるまで改善されています。
そのほか、本書では、ヴィトンのバッグとWiiではどちらが贅沢か、海外ドラマを見るためにはどうするべきか、さては、マンション購入の考え方から、会計的な結婚相手の考え方(!?)まで、日常的ですが考えていなかった切り口でお金の一面を切り取っています。
ただ、やっぱり一番大切なことは最後のページ、「とにかく、まずはやってみる」ということかと。僕はとりあえず、一日千円札しか入っていないサイフを用意して、一日にどれぐらい使っているか把握してみます。
どこで聞いたかこの言葉、「お金は頭で稼いで心で使う」。
自分の思い通りの生活をするために、本書の内容を知らないとヤバイですよ!(笑)
ではではー
<もっと知りたい方のために>
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20代、お金と仕事について今こそ真剣に考えないとヤバイですよ!
著者:野瀬 大樹,野瀬 裕子 |
☆×4
実は、職場の先輩の同期の方が書かれたということで購入した本書でしたが一気に読んでしまいました。お金についての切り口が面白く、毎日の「ああコレやっちゃってるなー」を思い浮かべながら楽しむことができます。これまで著者に刺されっぱなしだったので、最後にひとつ勝ったこと。僕は引っ越しの時に泣く泣くバイクを手放しました。(詳しくは2章コラムを)
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