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新聞ユーザーになるために

毎月4,500円の自己投資を無駄にしていません?

あまりに自然に生活に溶け込んでいるため、固定費としても認識されにくくなっているもの。完璧な流通網を持ち、毎日自動的に手元に届くシステム化された発行物。情報量は多いものの、多すぎて捌ききれないもの。

そう、新聞です。

僕が一人暮らしをするようになってから、常にもったいないなぁと思っていた自己投資の一つに新聞の購読料がありました。なぜかと言うと、使いこなせている気がしなかったから。その日のうちに不要になる、消費としてしか活用できていなかったのです。

新聞の年間発行数は読売1,000万、朝日800万、毎日380万、日経300万、産経200万部と2,500万部以上の発行数となっています。購読数ではないものの、日本の世帯が約5,000万世帯ですので、約1/2の世帯は新聞を購読しているはず。

そんな広く普及している新聞を積極的に使いこなすためにはどうすれば良いのでしょうか。
…「絵」が一つの解となりそうです。

Objective
新聞の情報を能動的に知識とする技術を身に付ける!

Conclusion
取引の流れを絵にすることで、新しい発見が見えてくる!

Background
新聞が知識として身につきづらいのは、その受動性という特性によるものです。僕は新聞を購読し、自動的に家に届いた新聞を習慣的に読んでいました。ご飯を食べながら、電車に乗りながら。そこには、意識して「新聞を読もう」「新聞からこの情報を得よう」という態度はありませんでした。

まずは、それをやめてみる。それだけで大きく違ってきました。新聞から仕事に使う情報を探すようにしただけで、全く情報の見え方が変わってきました。しかし、それも一時のこと。身になっていることからは大分遠い。

と、いうことで、「しんのすけの破」を始めました。新聞をもっと能動的に活用しようと思い、新聞を問題として読んでみました。そうするとまた全く見え方が変わるのです。新聞は最高のクイズ。経営課題に対して自分ならどうするかを考えると今まで疑問に思わなかったこと、眠っていた知識が結合する感覚を味わえました。

それが、3か月程度続いたのですが、毎日質に非常にバラツキがあることが悩みでした。その理由の一つが、記事を理解するためのシステムを持っていなかったこと。日によってまちまちな読み方をしていたため、理解にバラツキがあったのです。

そんな中、タイムリーにステキな本に出会えました。

「記事トレ!」日経新聞で鍛えるビジュアル思考力 描いて売り込め! 超ビジュアルシンキング

記事トレはまさに今やっているトレーニングの形が本として出版された感じの一冊です。その中では、誰が(Who)、誰に(Whom)、何を(What)、いくらで(How much)という観点から記事を読むという3W1Hのフレームワークが紹介されていました。その読み方をすると、会社がどのような意図で誰を相手として商売を展開しようとしているのかが分かるため非常に頭に残りやすいのです。

また、記事トレには特設のサイトがあり、そこから無料で記事トレのフォーマットをダウンロードできます。それに従って記事を図に落とし込む作業がまた理解を助けてくれます。

この図に落とすという作業についてさらに知りたくなった矢先、もう一冊のビジュアルシンキングに出会えました。この本では人が物を理解して人に伝えることができるようになるまでの理解の過程を図にして表しています。

人はモノゴトを見ただけでは、バラバラにしか認識できません。そのバラバラな事象を一つに統合するためには、モノゴトを括る、囲う、区別するといった作業が必要となります。その過程を絵にすることによって「見る」から「観る」へと昇華し、関連性を認識することができるのです。

人が機械より優れているのは、この絵による理解の部分だと思います。文字を絵にするだけでいろいろなことが見えてくる。だから、数値はグラフに、ロジックはツリーに、取引は関連図にされるのです。

この本を読んでから、しんのすけの破の下書きとして絵を描くようになりました。まだまだ慣れませんが、全くのフレームワークなしで書いていた時よりもずっと理解が早く、疑問点も見つかるようになりました。やはり、初めてやることには「守」が必要なのだなぁとあらためて実感。

人が人になってから残した絵は、数千年の時を経ても僕たちの心に届きます。それは絵が時代や場所を超える普遍的な力う持っているから。その力を仕事に活かさないなんてもったいない。また、毎月4,500円捨てるなんてもったいない!

一緒に、新聞"ユーザー"を目指しません?

ではではー

<もっと知りたい方に>

「記事トレ!」日経新聞で鍛えるビジュアル思考力
板橋 悟
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 2811

元リクルートの著者が、取引先の社長さんから教えてもらい発展させた、「商売のための日経新聞の読み方」を解説。上記の3W1Hのみではなく、経営者と消費者の2つの目線で物事を見ることや、理解のピラミッドといった、物事を理解するための多様性を与えてくれます。また、新事業を見つけるためにはどうすればよいのかまで書かれており、商売の本質を教えてくれます。

描いて売り込め! 超ビジュアルシンキング
ダン・ローム
講談社
売り上げランキング: 792

一つの絵は一冊の本を要約し、優れた絵は100枚のスライドすら一目で理解させる。そんな絵の持つ力を教えてくれる一冊です。語られている内容は極めて真摯。人が物事を認識する過程から、人に伝えるまでに踏まなくてはならないステップを順に丁寧に教えてくれます。絵が上手である必要はないのです。認識という頭の中で起っている変化を外に示しているだけなのですから。

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