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筑紫哲也 News23の視点から学ぶこと

平和を語るおじいちゃん。
それが、TVを見ていた時の感想でした。

筑紫哲也さん。享年73歳。
冠番組の「筑紫哲也 News23」。とにかく、真面目な番組だなぁというのが当時の感想でした。

ただ、今でも覚えているのは、議論をよく呼ぶ番組であるということ。また、他の番組では絶対にそこまで取材されないだろうという人たちについてもよく特集を組んでいたこと。

なぜなのでしょうか?

Objective
筑紫哲也さんの視点を学ぶ!

Conclusion
「論」の大切さ!

Background
本屋で見かけた下の2冊。ああ、亡くなってからもう1年経つんだと思って手にしました。

ニュースキャスター (集英社新書) 若き友人たちへ―筑紫哲也ラスト・メッセージ (集英社新書 515B)

読んで感じることは、論を重んじる姿勢。

たとえば、多事争論。

「自由の気風は唯多事総論の間に在りて存するものと知る可し」という福沢諭吉の言葉からの引用で、この言葉ひとつで番組のあり方を表しています。すなわち、メディアの主たる機能である権力の監視と少数意見のすくいあげ。決して大に流されず、議論を活発にしようとしていた姿勢が伺えます。

たとえば、文化への造詣。

TVの毎日の出演はどうしても個人の深みを反映してしまいます。その中で魅力的であり続けたことは、文化人としての深みがあったからでしょう。小泉さんとも劇場でよく会ったと書かれていました。文芸作品から得た感受性が論の深みを増しています。

たとえば、クリントン大統領との市民会談。

個人の論をアメリカの大統領という世界のトップへとぶつけるという、滅多に無い機会。そんな機会をどのような気持ちで捌いていったのかが記されていました。

本書にて語られていたこれらのエピソードは、この国のすべての人たちに、「君たちひとりひとりの論を大切にするんだよ」と語りかけてくる逸話です。

ファーストアメンドメンド、日本国憲法第21条、表現の自由。

当り前のように感じているこの権利を、もっと意識して公使する必要があることに気付きました。

筑紫哲也 News23が議論を呼んだのも、マイノリティにスポットライトを当てるのも、ひとつひとつの論を大切にしてきたからなのだと感じます。

論。一番日本に欠けている視点かもしれません。

***

その報道姿勢にまで興味を持ってタイムリーに番組を見ることができなかったのがとにかく残念です。と思ったら、多事総論はWEB版となって続いているよう。その中から一言引用。

「論を愉しみましょうよ」

ラストメッセージが心に沁みます。

自分の意見を押し殺すコトが多い社会人生活ですが、論を愉しむ心も失ってはいけませんね。

ちなみに、「若き友人たちへ」のあとがき、高校生の綴方。これは、、、年齢を考えるとスゴすぎる。。。ぜひ、一度ご覧になってみて下さい。

ではではー

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