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新しいアイディアを発想する方法を考える

今は新しい発想をしたいと思い、いろいろと調べています。

ただ、やみくもに調べているだけでは効率が悪いと思い、一度新しい発想を得るとはどういうことなのかについて考えてみた方が良いと思いました。

参考にしたのは、アイディアで勝負する人たちです。

Objective
新しいアイディアの発想法について考える!

Conclusion
頭の中でひっくり返し続け、最後は数!

Background
アイディアを生むということを、シチュエーションに分けて考えてみました。
1.新しいものを生み出す
2.既存のものを改良する
3.既存のものの新しい使い方を考え出す

それぞれ発想のポイントについて気づいたことを。

3.既存のものの新しい使い方を考えるということは、枠に縛られない発想でそのモノを見れば良いのです。その一番の方法は、垣根を越えて別のことに使ってみることかと。

たとえば、ハサミは使いようと言いますが、その要素を持ち手の素材、形、動きといった構成要素に分けて考えてみれば、鉄の部分で電気を通す、まっすぐな直線を引く、コンパスのように使えるetcといった別の使い方が出てきます。

その使い方を突き詰めていけば、他の領域では今まで考えられていなかったモノとして生まれ変わることがあるはず。

2.既存のものを改良するやりかたは、最も開発されていると思います。有名なのは、SCAMPER(リンク)。この方法の本質は、見る角度を変えてみるということにあります。

iphoneのアプリでは、iThoughtsや、IdeaPotなどが役に立ちそう。フレームワークを上手く使って効率的にアイディアを出せる領域ではないでしょうか。

1.一番難しいのが、新しいものを生み出すこと。これをやり遂げるためには、概念の抽象化が必要かと思います。

たとえば、リンゴというのは個別具体的。そこから、一つ上の概念に上がって、「くだもの」という観点で見てみる。さらに上がって、「たべもの」で考えてみる。さらに上がって、「エネルギー源」で考えてみる。

すると、どんどん抽象的なものになっていくので、リンゴの機能を果たす別のモノに気づきやすくなります。そんなことの繰り返しで、達成したい目的に対する別のモノが見えてくるのかなぁ、といった感じです。

この1-3の発想のためのトレーニングとしては、メモをすること、質問を自分にすること、観察をすることといった、日常生活レベルでの繊細さが欠かせなくなってきます。

そんな、めんどくさいことを「日常的に」こなせる人がアイディアマンなのでしょう。

広告の世界では、1つのアイディアを出すためには、100の犠牲が必要といったことが言われているそうです。どんな人でも一発で最高のアイディアを出すことは難しく、最後は数勝負。淘汰によって、アイディアも進化していくのです。

***

上がここ数日調べた結果です。結局、毎日を感度高く過ごしましょう、不思議に思う気持ちを大切にしましょうという、基本的なアドバイスに収斂されるんでしょうねー

一朝一夕では身につかないこの視点。でも、身につけばどんなことにだって応用可能。

チャレンジし続けたいなぁと思います。

ではではー

<もっと知りたい方へ>

この雑誌が今回は一番参考になりました。今まで全く目に入らなかった雑誌なのですが、読むとそれだけに読むと驚きにあふれている。ああ、同じような本しか読んでいなかったのだなぁと実感させてもらえる瞬間です。いろいろな種類の本にあたって、様々な視点を養うことが大切と気づかせてくれた一冊。

Think! No.22(2007 SUMMER)
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東洋経済新報社
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そのまま、ズバリでデザインとは何かを考える回です。昔の回ですが、普遍的でいつだって役に立ちます。今は、Think!の大量読み込みというのもやっています。時代の変遷も分かり、面白いです。季刊誌って、削る作業が週間・月間誌よりも多い(ハズ)なので、中身がとても濃いなぁと思います。

ほぼ日刊イトイ新聞
もう、説明不要な超有名サイトで、一日のアクセス数は130万件にも達するそうです。僕は特に対話に刺激されて、いろいろなことを考えることができています。おすすめは、バックナンバーのヤオモテ、OK

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