歴史から学ぶことを学ぶ
GWというのは悲しいかな会計士にとってあんまり縁の無い制度です。
一年で一番忙しい時期がザッツ今。
通勤電車の中でのウェブブラウジングぐらいしか自由な時間が無い中、最近スゴいサイトを見つけたのでご報告。三井物産戦略研究所の寺島実郎会長の寄稿集、「脳力のレッスン」です。同氏は親米派として、現在の民主党政権の中でブレーンの役割も果たしている方とのこと(wiki)。
歴史に対する深い理解とそれを基にした未来の推考が、コンパクトながらも濃密に繰り広げられています。歴史の知識・理解はこのように役に立てるのか、と毎日感心しきり。あぁ、実用的な本ばかり追い求めている結果、逆に深い思考が育っていないなぁと反省です。
また、2003年からの記事を読めるので、数年に渡り世界がどのように動いてきたのかということを総ざらいもできます。やはり、日本・アメリカを説かれている回が深く面白いのですが、シンガポールの未来やウクライナの重要性など、普段あまり気にしない国の論考も刺さります。
シンガポールと言えば、金融日記の現在の国家単位としての適性規模は500万人という考え方も確かになぁと思います。webで知識生産業の効率が劇的に改善されている今の世界だと、国家としてのシステムも少数の精鋭で運営できてしまうのだなぁ。
成長戦略が無いのが日本の悩みです。その問題が国家という単位が大きすぎることに起因するならば、1億3000万人をもっと細かく区切って考えればよいことになりますね。道州制の導入はかなり難しそうですが。
なーんて、普段考えないことを考える機会をくれるサイトです。GWにじっくり腰を据えて読まれてみては如何でしょうか。しかも無料!!
もう、web万歳です。
仕事を増やしているのもwebですが。
ではではー
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