家族が増えたら読むべき本-「なぜ君は絶望と闘えたのか」
2週間前に娘が産まれました!!
ヒト以外にヒトは創れず、命は存在すること自体に意義があることを実感します。自分は生きるために生きているんだなぁと感じた今日この頃です。
家族が増えることは幸せの再定義です。
今まで自分だけで閉まっていた幸せの輪が、ぐいんと大きくなってより多くのヒトを囲う。中にいる人のことで胸がいっぱいで、嬉しいです。
自分のこと以外の人のことで、自分よりも多く幸せを感じること、悲しみを覚えること、喜ぶことができること。その初体験が家族を得るということなのだと思います。
自分以外の誰かのことで感じることのできる幸せ。
一人では知ることのできなかった幸せ。
そんな幸せを知ることによって理解することができるものがもう一つあります。
絶望です。
幸せを知るから、絶望も知る。この二つはふたつでひとつでした。
感じる幸せの高さが高いほど、堕ちる絶望の深さも深くなります。
そう。絶望。
初めてその恐さを理解しました。この幸せを失うことが恐くてしょうがないのです。
でも、世の中にはその暗さに触れなければならなかった方もいらっしゃる。
本村洋さん。
光市母子殺害事件の被害者の夫。
今では、この事件の名前を聞くだけで、恐いです。
自分の全てが奪われて、空っぽになった自分だけが残される。それが恐くてしょがないのです。
だから、僕もたった一つを伺ってみたかったので、この本を手に取りました。
「なぜ貴方は絶望と闘えたのか」、と。
この本の中には事実しかありません。
この本の中では淡々と冷酷な時が流れています。
そんな中で、どうやって貴方は生きる意義を再度見出すことができたのか。
幸せを知った全ての方へ。
絶望を知った全ての方へ。
生きるということを理解するための一冊です。
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