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新年スタートダッシュのために読むべき本2冊

新しい年が始まりました。

もう、皆さん「一年の計は元旦にあり」を100回は目にしたとは思いますが、せっかくのフレッシュなこの時期、やっぱり普段考えない高く大きな目線で物事を考えたいものです。

そこで、今日は今年という年をより良くしてくれる視点をくれる2冊をご紹介したいと思います。

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義
ティナ・シーリグ
阪急コミュニケーションズ
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世の中にはチャンスばかりが転がっているように見えてくるようになる本です。読み終わった時には間違いなく独立して会社を興したくなるはずなので、少し冷静に。

ビジネススクールで教える著者が、昔の自分に教えたかったこととして、さまざまな「視点」を取り上げています。

例えば、与えられた1000円を3日でより大きく増やすためには何をするべきか、という問題。宝くじを買う?安いカップラーメンを買って売る?それしか思いつかなかった僕の思考は枠に囚われていたようです。

小さな満たされていない需要というのは、世の中に沢山たくさんあるのです。それを発掘して満たしてあげること。それがビジネスです。

素敵な視点をくれる一冊です。

論点思考
論点思考
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内田 和成
東洋経済新報社
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正しい問題を解くことは、問題を正しく解くことの100倍大切です。では、正しい問題とは何なのか。それを著者は「論点」とします。

論点とは、解くことで全体の改善に最も近づく、解くことのできる争点です。

この本は論点の見つけ方を以下の4ステップに分けて説明してくれます。

①論点候補を拾い出す
②論点候補を絞り込む
③論点を確定する
④全体像で確認する

この各ステップの時に注意するべきことに、著者のコンサルタントとしての経験がいかんなく注ぎ込まれています。実際に長年経験しているからこそできるアドバイス。例えば「論点は人によって異なる」という項目は何度も経験しているからこそ留意点として紙面を割ける項目だと思います。

論点を設定して解くべき問題を考えることが、問題を正しく解くことよりもずっとずっと大切なことは分かってる。だけど、実際に論点を設定するとなると何から始めればよいのか分からない。本書はそんな時の力強い味方になってくれます。

今目の前にある仕事が本当に問題の解決に繋がるのかを考える大切さ。
本書はそんな視点をくれる一冊です。

☆☆☆

ソフトバンクの孫社長は事業を起こす前に1年半あらゆるビジネスモデルを検討したそうです。20代前半のことでした。世の中に必要なことを探すこと。正しい論点を定めること。両方の能力がないとできなかったことです。

新しい年に、高い視点をもって臨みましょう!!

ではではー

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