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1%のひらめきと99%の努力の本当の意味

全世界の人々の99%は発言の趣旨を理解しておりませぬ。

快人エジソン - 奇才は21世紀に甦る (日経ビジネス人文庫)
和幸 浜田
日本経済新聞社
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快人エジソンという本を読みました。エジソンはアメリカで最も尊敬されている3人のうちの1人で(もう2人はワシントンとリンカーン)、未だにアメリカの産業の16%はエジソンの発明によるものとのこと。現在もGneral Electricがその遺伝子を引き継ぎ、全世界にさまざまな発明品を拡げています。

この本の中で一番印象に残ったのが、1%のひらめきと99%の努力の本当の意味でした。

エジソン曰く、本当は以下の意味とのこと。

P.97
「たとえ1パーセントでも、ハイヤー・パワー(注・人智を超えた力)の知性の存在を確認できれば、努力も実を結ぶ。それがなければ、いくら努力しても無駄なこと。この発想の原点であるリトル・ピープル(注・宇宙から知性を与えてくれる存在)の声、すなわち、1パーセントのひらめきが最も重要なのだが、みなこのことがわからないようだ」

かなり飛んでいる発言なのですが、一番最初の1%のひらめきこそが大切だということは理解できました。

個人的にはひらめきは方向を決めて、努力は速度を決めると考えています。いくら速度が速くとも、向かう方向が誤っていたら目的地には着きません。これは人生のすべてに当てはまることです。

だから、目的が決まっている時には、一番最初の方向付けが一番大切なのです。それを決めるものがひらめきならば、ひらめきが訪れるように努力しなければなりません。

以前から、ひらめきは複数の既存の情報の結びつけだと考えています。この結びつけがどのように起こるのかは分かりません。だから、今できる最良のことは、できる限りさまざまな情報を偏りなく取り込むことです。どの点と点が惹かれ合い、突然結びつくのか全く分からないのが面白く難しいところです。

どうしても普段触れる情報は偏ってきてしまいます。それは、ひらめきを遠ざけているかもしれないのです。やはり、意識的に感度を高くしてさまざまな情報に触れなければいけないなと思わせてくれた読書でした。

しかし、エジソンほどの偉大な発明家となると、普通の生活をしていないですね。。ご興味ある方はご一読を。おそらく絶版なので、中古にて。

ではではー

 

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