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経験に基づく効率性と独創性の喪失

効率的に考えることをどこでやめれば良いのか。

Humans Alone See Brains Shrink With Age, Researchers Find - WSJ.com
Humans Alone See Brains Shrink With Age, Researchers Find - WSJ.com Photo by 130shin

 

Wall Street Jouralのコラムに掲載されたコラムによると、人間は成長することによって脳が縮小する唯一の動物とのことです。年をとることによって15%程度脳が小さくなってしまうそうです。

主な原因は主にストレスによるものです。また、比較対照のチンパンジーの平均寿命が50歳であるのに対して、人間の平均寿命は80歳まで伸びていることも少なからず影響しているのでしょう。

私たちは、将来小さくなった脳と共に生きるようになります。ですが、ほとんどの人は、それでも支障なく人生を全うします。

それを支えるのが、過去の経験なのだと思います。私たちは経験を基に物事をより効率的に判断するようになります。過ぎ去った日々に体験した無数のパターンが、今何をするべきなのかを理論ではなく直感として教えてくれるのでしょう。

だから、過去の経験からの判断は大切です。効率的に考えるためには。

しかし、この効率性の向上は、目標までの一本道の上にないことがらをあらかじめ考えないことによって達成するものです。そのため、さまざまな可能性がそこでは振り落とされてしまっている。もしかしたら、今直面しているケースは過去の経験から判断してはいけないケースなのかもしれないのです。

これは企業でも当てはまります。過去に強い成功経験を体験した企業ほど、その成功経験を変えることは難しくなっていきます。環境が変わらなければ効率的に考えることは重要です。ですが、変わりゆく環境の中で、以前と同じ考え方が通用するとは限りません。

そのためには、どこかで効率的に考えることをやめる必要があります。一方で、効率的に考えることをやめることは、果てしない時間と労力を必要とします。だから、全てのことについて過去の体験を否定することは現実的ではありません。

どこで効率性を捨てるのか。それを考える時にもやはり過去の経験が影響します。結論としては、100%独創的な考えというものは現実的ではなく、環境を踏まえて過去の経験を捨てるべきところを考えることしか、時間が限られた人間にはできません。

だから、巨人の肩に乗ることが必要になるのでしょう。

インクリメンタルに進む世界。皆で進める世界。

面白いなぁと思います。

ではではー

 

 

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