WBS受験のために独学でした5つのこと
9月10日(土)はWBS(早稲田大学ビジネススクール)フェアでした。
早稲田大学ビジネススクール Photo by 130shin
WBSに行こうと思ってから、もう1年が経ちました。去年の今頃は漠然とどうなるのかなぁと思っていたことを思い出します。
まだ半年ですが実際に通ってみて、やはりWBSに来て良かったと思います。様々な業界から様々な方々が集まって、最高の教授の下で学ぶことができる時間は、何物にも代え難いものです。今まで本当に狭かった視野もグンと押し広げられ、人生の見方も変わりました。
WBSフェアで質問に応える側になって必ず聞かれるのが、どのように準備をしたかという質問です。僕も去年はすごく気になって、いろいろとWebでリサーチしたのを覚えています(下の3つはその時にお世話になったブログです)。
僕も参考になれば良いなぁと思い、5つほど対策をまとめてみました。ちなみに受験予備校もあるのですが、独学で対策しました。
1. 1000文字書くことに慣れる
WBSの試験は1次の筆記試験と2次の面接試験です。どんなに熱いハートを持っていても、まずは1次の筆記試験に通らなければ面接に進めませんので、受験生は筆記対策で頭を抱えることになります。
筆記試験は、僕の受験時には2題でした。1題目は状況から何らかの問題を抱えている会社へのアドバイスを示せという問題で、2題目は複数の問いから一つを選んで論ぜよという問題。2題目はITのビジネスに与える影響を選んだ覚えがあります。
筆記試験のために、とにかく1000文字に慣れようと思いました。1問1時間で、回答構成に15分掛けると実際に書くことができる時間は45分。この間にペンで書ける文字は1000文字前後です。会計士試験の時の僕の経験から。
9月から隔日の頻度で「しんのすけの破」というブログを更新しました。約500文字ぐらいのエントリーで、どの程度の長さでどの程度のことが書けるのかを試していました。500文字だと7パラグラフぐらいですので、1000文字ですと10-15パラグラフの回答になります。その間に自分の主張をギュっと詰める必要があるのです。
普段1000文字を書き慣れていない方は、まず1000文字を試しに書いてみることをおすすめします(このエントリーのここまでで約1000文字です)。
2. 論点の特定と意見を持つことに慣れる
どのような問題が出るのか分からないため、広いトピックを知っている必要があります。その中でおすすめなのは、「日本の論点」です。
各界の著名人が今の論点と考えられるトピックに対して簡潔に4ページで意見を述べています。最近の論点のトレンドが分かるだけでなく、主張をどのようにまとめれば良いのかが分かりとても勉強になる一冊です。
僕は筆記対策としてはこの本以外には何も読んでいません。あとは新聞に対して意見を持つようにしていました。
3. 自分の研究したいことを決める
WBSでは研究テーマをエントリーシートに書くことが必要になります。修士課程なんて考えたこともなかった僕は、どのように研究計画を書けば良いのか見当もつきませんでした。そこで読んだのが下の一冊です。
中央経済社
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国内MBA受験予備校の出している一冊です。研究計画のテーマこそは自分で決める必要がありますが、どのように研究計画をまとめるのか、プレゼンするのかを本書で一度学ぶことをおすすめします。
研究計画は入学前の暫定的なもので、入学後に変更しても大丈夫です。ですが、入学前に問題意識がないと研究計画をつくることもできないというのも確か。現時点の考えを整理する意味でも、しっかりと一度考えておく必要があります。ちなみに、面接の時に結構容赦のない突っ込みも入ります。
4. 面接で聞かれる志望動機と今後への活かし方をクリアにする
同期の誰に聞いても聞かれたと言っているのが、MBAを卒業した後にどのようにそれを活かしますかという質問です。この質問と志望動機で噛んだら、おそらくその後に何を言ってもリカバリー不能です。絶対にクリアに答える必要のある質問です。
普段の仕事の中で感じた問題点と、それをどのようにWBSで解決するのかを、人に説明できるようになりましょう。入学後も同期から何度も何度も聞かれることです。ブレのない回答をするために、一度自分と向き合うことが必要です。
僕は面接で一番最初にこの質問を頂きました。
5. 家族へとこれからの生活を説明する
おそらく最後にして一番必要なことがこれです。WBSの全日に通う場合にはお仕事を辞められるわけですし、夜間に通う場合には22時に授業が終わり土曜日も出ずっぱりなので家族との時間が思い切り犠牲になります。そんな中で家族が支えてくれることが本当に必要です。
僕はWBS夜間に通っています。平日の夜に加えて土曜日もほぼ一日使ってしまい、帰ってきてからも宿題が沢山ありますので、どうしても家族との時間が犠牲になりがちです。ただ、そんな生活を理解して支えてくれる家族だからこそ、この生活を続けることができています。
どのような生活になるのか、どう家族をケアしていくのか、そしてこれからどのように生きたいのかを家族と共有してからチャレンジしましょう。喜びも分かち合うことができるように。
まとめ - 最後はご縁
偉そうにずらずらと書いてしまいました。僕は全て中途半端で、もっとこうしていたら良かったなぁと思いながら書いています。
やるだけのことをやったら、最後はご縁です。
良い師との、友との、二度とない出会いが待っています。いっしょに、がんばりましょう。
ではではー
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