「話していて元気の出るヒト」になる方法
「あのヒトと話しているとこっちまで元気になる」。そんなヒト、身近にいませんか。え、いない?なら、なっちゃいますか。
なぜあのヒトと話していると元気になるのか
「あのヒトと話しているとなんだか元気が出る」のには2つの理由があります。
話しているヒトが元気 × 話していることが前向き
話しているヒトが元気なキャラクターならば、話しているこちらも元気になれます。また、話していることが前向きならば、やっぱり元気な話をすることができます。
だから、元気がないときは少しでも前向きな話を、前向きな話ができないときは少しでも元気よく話すことが必要なのです。
とは言え変えづらいキャラクター
では明日から元気に話しましょう!…と簡単にはいかないのがこの問題。個人の性格パーソナリティは簡単には変えることができないものです。
個人のパーソナリティの最も大きな決定要因は何でしょうか?残念ながら、それは「遺伝」と言われています。つまり、生まれたときから、性格の方向性はある程度バイアスがかかっているということです。
もちろん、生まれた後の環境要因も影響を与えます。だから、絶対変わらないと言うわけではなく、最も大きな決定要因に遺伝があるということです。
開発できる前向き力
一方で、前向きに話す力というのは開発することができると考えられています。具体的にはコーチングという分野で研究されています。コーチングはスキルです。そのため、練習することによって能力を伸ばすことができる力であるとも言えます。
コーチングのポイントはいくつかあるのですが、一番のポイントは「日常会話の質を上げること」であることを意識する点です。僕が習った講師の方の言葉ですが、これほど適切にコーチングの本質を捕らえているものはないと思います。
とかくコーチングというと、アクティブリスニング、傾聴というように、聞くことを強く意識させられます。ただその結果、やたらといろいろと聞いてくる「うっとうしい」運用になりがちなのだそうです。
そうではなくて、「将来と現状のギャップを意識させることができるような質問を投げかけること」が前向きな回答を引き出すコツなのかなと、講義を受けて感じています。
まとめ - 「元気になるヒト」には誰でもなれる!
「話していて元気になるヒト」には2種類の特性が備わっています。パーソナリティとして元気をくれるヒト、そして、前向き力をくれるひとです。前者は性格ですが、後者はスキル。なので、「元気になるヒト」になることは誰でも努力次第で可能です。
前向き力とはコーチングが上手いこと=前向きに考えさせてくれる質問を投げかけてくれることです。このことを意識しながら会話をすると、本当に前向きな回答がぽんぽんと返ってきます。これには驚きました。
誰しもが前向きになる力を秘めています。あとは、それを上手に引き出してあげること。それが、「話していて元気になるヒト」の正体です。
「日常会話の質を上げる」。素晴らしい言葉だと思います。
今日から「話していて元気になるヒト」目指してみませんか。
ではではー
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