コンサルタントの思考力

こんなことどうやって思いつくのよ?と思うぐらい皆さんスゴいのです。

週末にコンサルタントの方の書いた本を2-3冊読んだのですが、どの本も構成、話の切り口、分析から説明までどれを取っても素晴らしく、驚愕。

良い本は目次から読者を惹きつけます。今回は読んだ全ての方の本の目次が「現状の問題点→改善するとこうなる→改善のためにこうするべき→最後にレビュー」とキレイに流れています。考え方を徹底的に磨き上げている感を受けました。

うーむ。こうなるまでに何年かかるんでしょうねぇ。。

Objective
コンサルタントの思考力を盗む!

Conclusion
右脳と左脳の両輪で走る!

Background
キーワードは右脳と左脳のコラボレーション。右脳は視点・切り口・ゼロベースを通じて切れ味の良い仮説を立てるために必要です。一方、右脳で立てた仮説を説明・実行できるベースまで落とすのが左脳の役割。どちらが欠けても良い解にはなりません。

問題を発見→解決するまでには、①仮説の立案、②論点への分解・整理、③対応策の策定という流れで進みます。

①仮説の立案
仮説を立てるためには、3つのポイントがあります。
a.視点の設定
b.常識の破壊
c.マクロの目線
それぞれ、a.問題の見方は正しいのか、b.常識にとらわれてBetterな解が出てこなくなっていないか、c.空からの視線を持つことによってより大きな改善案が出せないかというもの。

例えば、a.市場シェアが60%→30%に下がったというのは悪い例のように聞こえますが、本当は大衆用の市場から脱却して高級セグメントへと移行したためのシェアダウンかもしれません。また、b.天動説に対して地動説がマイナーな意見であったように、必ずしもポピュラーなものが正しいとは限りません。さらに、c.新商品を出すために適した市場がないのならば新しく市場を創ってしまうような根本的な軸のズラしが可能でないかを考えるということです。

良い仮説は普段から様々な物に触れ、自分でいろいろと考えることでしか立案できないと思います。逆に言えば、良い仮説を生み出す人は人生を賭けていろいろな体験をされているということです。

②論点への分解・整理
仮説を立てただけでは漠然としており、解が見つかっても実行が不可能であったりします。仮説の内容を具体性を有するレベルにまで分解・整理するのが左脳の役目です。

分解・整理のためのツールとしては、やはりロジックツリー。これを作ることができるようになるのが、問題解決のための第一歩です。

訓練次第でロジックツリーは簡単に作ることができるようになると言われています。裏返すと、訓練しなければ全く作ることができないものであるとも言えます。こういうものこそ学校の授業でやるべきだと常々思うのですが。

ロジックツリーで大切なことは、ゼロクリアです。つまり、ご破算。苦心して作ったものを一度ゼロにしてもう一度作り直すという地獄のような作業です。しかし、コンサルタントでも一発で良いツリーを作ることができることはまれとのこと。ゼロクリアを繰り返して作成されたイシューツリーは無駄がなくシンプルなものとなります。

論点にも重要なものとそうでないものがあるため、重要でないものを掘り下げる必要はないのです。そのため、掘り下げてみて重要性から×となった場合は一度ゼロクリアし、別の論点で再度トライする。その繰り返しなのだそうです。

③対応策の策定
イシューツリーが具体性を持ったものであれば、対応策にも具体性が備わります。実行して結果を出すことが最大の目標ですから、実行できない案は無価値とも言えます。

上述のようにツリーを作成することは訓練次第なのだそうです。しかし、この実行性を伴ったイシューツリーを作成することはまた別の問題。だめなイシューツリーを作ってしまうと、改善案に結びつきません。そのようなツリーは切れ味の悪いツリーとされ、「So What?」と聞かれてしまうそうです。だから何?って厳しいですねぇ。。

***

問題解決で一番大切なのは、正しい問題を設定することとはよく言われます。しかし、それはもう一歩進んだ段階の話。まずは、設定された問題を正しく解くことからです。

問題解決能力は全ての社会人に必要だと思います。なぜなら、全てのビジネスとは本質的に問題解決だからです。商品を売っていても、サービスを売っていても、それはお客さんの問題を解決するために行っていることです。

日本が元気になるために、全ての人に問題解決能力を!

ではではー

<もっと知りたい方のために>

戦略思考コンプリートブック Book 戦略思考コンプリートブック

著者:河瀬 誠
販売元:日本実業出版社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

☆×4
MECE、イシューツリー、2×2マトリクス、、そんなん全部知ってるよ!という方におすすめ。内容は、ツールの紹介ではなくどのようにツールを使えるようになるかというものです。セミナーや現場で体感するしかなかったことを本によって訓練できるという優れモノです。しかし、読むだけではダメでしっかり考えながら進める必要があります。その意味でとても疲れる本です。

観想力 空気はなぜ透明か Book 観想力 空気はなぜ透明か

著者:三谷 宏治
販売元:東洋経済新報社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

☆×4
題名に答えることができなかったら買いではないでしょうか。空気はなぜ透明かという問いに始まるこの本では、ゼロベース、視点、マクロ目線を学ぶことができます。本書中の事例が全て現実の有名な事例であるため、実感を持って読み進めることができます。ビジネスの中で採用されている戦略の深さ・多彩さを知ることができます。

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問題解決とは割り算

Objective
問題解決とは何かについて考える!

Conclusion
問題解決とは割り算!

Background
先日、暗算に関する本を読んでいたら、そのプロセスが他の本で読んだ問題解決の内容と同じだったので驚いてしまいました。

ここでいきなり問題。
8974÷18=?

誰しもができる計算なのですが、思考のステップを考えたことってありますか?
この問題を解くためのステップは以下の通りです。

①あたりをつける
8974は18×10=1800と18×1000=18000の間にあるので答えは3桁です。次に、100の位を考えます。前3桁だけ見てみると、18×5=900ですと大きいので、18×4=720となります。そのため、答えは400ナントカ。

②問題が縮小していく
8974から7200を引くと1774です。今度は、問題が1774÷18と小さくなりました。10の位も①と同じように考えて177の中に18は10コ入りそうで入らないので、9コ入れます。すると残りは、177-162=15、もともとの一の位の4をつけて154です。

③最後に余りを出す。
最後に1の位も同様に計算して、154÷18=8あまりが10。
よって、答えは498と10/18。

これは、まさに問題解決の、①全体を概観してKey Factorのあたりをつける、②問題を簡略化して、個別に判断する、③解決策で解消しきれない部分の重要性を判断する、というプロセスと全く同じではないでしょうか?

④ブレークスルーを見つけ出す
しかも、この問題にはブレークスルーがあるという点でも現実と同じ。2で約分します。
8974÷18=(8974÷18)÷2=4487÷9
これなら計算も簡単になりますね。小数点以下の表示が、10/18、5/9と違うだけです。
問題をもっと簡単に設定できないか考えるという点でも同じです。

このように、一見、数学の考え方があまり使われていないように見えるものの考え方の部分でも、数学と有機的に結びついているものだと思いました。

大学からは文系・理系と分かれてしまいますが、それは逆に発想を狭めてしまっているような気がします。社会人は何を勉強しても自由なので、「自分は文系!」などと枠を狭めないほうが飛躍があると感じました。

かくいう自分もガリレオに影響されるまでは文系!と言い切っていた派ですが、、、

ではでは。

参考文献

暗算の達人 Book 暗算の達人

著者:アーサー・ベンジャミン,マイケル・シェルマー
販売元:ソフトバンク クリエイティブ
Amazon.co.jpで詳細を確認する

☆×4
暗算のためのテクニックが満載。学校で教えて欲しい計算方法ばかりです。また、読み物としても面白い話が盛りだくさん。ただ、計算演習で頭が疲れる本です。速読もほとんど通じません。。

計算のコツ×10
計算を簡単にするコツが10コ載っています。これは便利!・・・なのですが、上の本でほとんど紹介されています。ちょっとだけ興味がわきましたら。

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コンプリートセットVol.3(勝間和代さん)

購入の意思決定は常にシビアです。それは、時間とお金が有限であることに起因します。時間とお金は各個人の資源です。その効率配分というスキルも私たちには求められているのだと思います。

今回、勝間和代さんのコンプリートセットについて記載してきました。最後に、第三者の立場にて購入の意思決定をどのように考えるべきかについてまとめたいと思います。

Objective
コンプリートセットの購入の意思決定を行なう!

Conclusion
3×3マトリクスで自分のレベルとご相談!

Background
どのような名著でも、それが各人に与える影響は読み手のコンディション次第で大きく変わります。

僕は、必要と思ったスキルについて本を探して読むようにしているので、吸収が悪いという経験は少なくなってきました。これは、本に対する要求がある程度明確だからだと思います。つまり、ニーズ無くして吸収なしということです。

セミナーも同様です。しかし、セミナーは特定の事項について深く解説するものであるため、本以上にニーズに敏感だと思います。例えば、会社の研修が異常に退屈に感じられるのは、受け手である私たちがニーズを体感していないためです。

そのセミナーという形を取るため、このコンプリートセットも人を選ぶものだと感じています。

購入の意思決定にあたって考慮すべきことは①ニーズと②知識のバックグラウンドかなと思いました。

①ニーズ
ここで言うニーズは、現在または今後において問題解決のスキルを必要としているかどうかということです。換言して緊急性とも言えます。

僕は、全ての方が問題解決のスキルを必要としていると思います。なぜなら、問題解決のスキルは全てのビジネス、日常の場面で使用することができるからです。この考え方は、おそらく、あらゆることを効率化できると思います。

一方で、専門性の高い職種や、日常業務の効率化が最優先という場合も当然想定し得ます。その場合、中長期的には問題解決のスキルを持っていた方が良いのは間違いないのですが、業務に直接必要となる知識を習得する方が優先度が高いです。

問題解決のスキルは基礎筋力であると言えます。効率的な考え方、日常の中の改善。そのようなスキルをつけた上で、より専門知識は生きるものと考えています。

②知識のバックグラウンド
ここで言う知識のバックグラウンドは、問題解決に関連する知識をどれだけ有しているかということです。

セミナーの内容は実際にコンサルティング関連の業務を3年程度実施した際に分かるのではないかということを体系化して説明しているものだと感じました。よって、それ以上の経験を積んだ方が受けられても、物足りなさが生じ得るやもしれません。

一方で、問題解決に関する本を5-10冊以下しか読んでいない方には、セミナーがテンポ良く進むため消化不良となるおそれがあります。ある程度知識はあるものの、その活用方法が分からない。そのような状況でないと受講はもったいないと思います。5.5万円は本に換算すると、良書率の高くなってくる1,500-2,000円の本がが20-30冊購入できる金額です。それでしたら、自分のペースで本を読んでいた方が得るものが大きいかもしれません。

このように①と②の観点から縦軸・横軸、上・中・下という3×3のマトリクスを作成し、自分のレベルの確認を行なってから購入の意思決定を行なわれると良いのではないでしょうか。

最右上(ニーズHigh、知識High)に入るなら不要、一方、左下3つのマトリクス(ニーズLow-Middle、知識Low-Middle)に入るなら受講は時期尚早です。

よって、それ以外のマトリクスに自分が入ると判断した際に、金額との相談にて決めると良いと思います。この5.5万円という価格設定は非常に吟味された価格で、ニーズがあれば出せるが、興味本位では出せないというボーダーライン上の金額です。この金額が出せると判断できるならば、既存の本から得られる知識に壁を感じている状態だと言えると思います。

なお、もしもピンポイントで受講されるようでしたら、7月講座の水平思考をオススメします。水平思考は参考書が少なく内容について誤解しやすいためです。また、セミナーの内容も数々の実際の事例から学ぶため、非常に分かりやすいです。

また、一つこのセットに批判をさせて頂けるならば、入門講座と5月講座の内容が70%程度重複していました。5月講座を復習と考えれば良いのかもしれませんが、5-7月講座で一つの流れだと思います。入門講座を別売とし、その分価格を下げることも検討して良いのではないかと思いました。

以上、購入の意思決定の際に何らかのお役に立てれば幸いです。

最後に、個人的にはこのセットに非常に満足しています。
知識の「活用方法」を求めている方は、ぜひ。

ではでは。

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コンプリートセットVol.2(勝間和代さん)

今回、セミナーのオーディオブックを聞いて、本とセミナーの違いは情報の「幅」と「深さ」にあると感じました。

両者は著者の考えを伝達する点で共通しています。

しかし、本はその情報の種類をセミナーよりはるかに多く記載することが出来ると思います。例えば、主題に関連するものだったら関連コラムを作ること、関連本やURLを記載してリファレンスしてもらうことも可能です。一方、ある事項について詳細に記載するには紙面が少なすぎます。一つの事象の深みを削ることによって多くの事項を効率的に読み手に伝えるのに適しているメディアだと思いました。

それに対し、セミナーは本以上にロジカルに進めないといけません。その内容にあまりに様々なことを取り扱うことは時間と流れからして困難だからです。一方、取り上げているトピックに対しては詳細に、かつ、様々な方法で説明を加えることができます。また、口頭が主なので、受け手の時間当たりの情報密度を高めることができます。つまり、本で言う行間を伝えることができるのがセミナーなのだと感じました。

では、以前、ビジネス思考力入門講座についてレビューを記載したので、残りの3講座について。

Objective
問題解決までの一連の流れの形を知る!

Conclusion
MECE
でバラし、Lateralでズラし、要素を定量化して解決する!

Background
<5
月講座>

トピックはMECEと仮説思考。これは、問題を発見するための手続です。

.MECE

MECEに分けるためには、以下の点に注意とのことでした。

A.①掛け算、②対立概念、③時系列、④要素分解の順番で考えること
B.中間階層を意識すること
C.分けた後に「So what?」に繋がるように分けること

特に、Cに気を付けて分けないと、「で、だから?」ということになってしまいます。行動に繋がるように分ける。分析のための分析とならないことがポイントです。
ただ、これが難しい。実際にMECEな切り口を作る演習を行なうのですが、勝間さんのダメな例に思いっきり該当することが多かったです。

.仮説思考
MECEに分けたものに対して、仮説を立て、それを立証するためにはどのように考えれば良いかということを考える練習です。MECEの分け方が良ければ良いほど、仮説も立てやすくなります。
仮説を立てる際には、どのようなデータを収集すればその仮説を立証することが出来るかまで考えて仮説を立てるべきとのことでした。例えば、レストランで、料理の味が悪いという仮説を立てた場合、その立証のためには残飯率やアンケートが証拠の情報として必要となるというものです。

この仮説という考え方は日々の業務にすぐに役に立つと思います。勝間さんの言葉を借りるなら、「どんな仮説でも無いより良い」。目標の達成のために何をすれば良いかが明確になるからです。適切な仮説でなかった場合は、また別の仮説を立てて検証。このプロセスの繰り返すことによって、最適解へと近づいていきます。

<6月講座>
トピックは分析とプレゼンテーション。

まず、分析についてですが、分析は定量分析と定性分析に分けられます。

.定量分析
仮説思考の中で数値化して分析を行なうことができるようにするというポイントがありました。それは、数値化すると客観的に判断することができるからです。

数値は言語と異なり、全世界共通の認識記号です。そのため、その意味するところも曖昧さは無く、徹底した客観性と公平性が保たれます。よって、その数値で現実の曖昧な事象を分析するということが分析の基本となります。

定量分析によって、①相互に独立と思われていた事象の相関を発見する、②プロセスの非効率的部分(ボトルネック)を発見する、③事象間の差異理由から原因を発見する等が可能になります。また、改善策を実施した時の改善率も客観的に把握できるようになるので、行動の効果を把握することもできるようになります。そのため、分析はなるべく定量分析することを勧められていました。

.定性分析
定性分析は曖昧さを内包するため、確固たる判断枠が必要となります。それがフレームワークです。様々なフレームワークによって定量化できない事象も定型的に考えることができるようになります。

SWOT分析、5F7S4C等は全て定型的に事象を判断するためのツールです。それらに事象を当てはめることによって、定量化できない、しにくい事象も判断をしやすくなります。一方、フレームワークも「So What?」に繋げる必要があるにも係らず、分析によって満足、または、無理矢理の当てはめによって行動に繋がらない分析となってしまう可能性があります。

講座では、フレームワークの数を覚えることによって物事を判断しやすくすることを推奨するとともに、フレームワークに収まりきらないものこそに問題点があるとの指摘をされていました。

.プレゼンテーション

プレゼンテーションはピラミッドストラクチャーで考える必要があるとのこと。これは、主題に対する解を3つのSupportが支え、それらをさらに3つのSupportが支えるという構造です。

全ての階層はMECEに作成されている必要があります。また、MECEに上位の解を支えるために、下位のSupportが演繹法か帰納法で作成されている必要があります。演繹法はABBCだからACという論法です。一方、帰納法はABCという事実からDという事実が導き出せるという論法です。

このピラミッドストラクチャーはプレゼンテーションの際のみではなく、全ての文書が作成される際に守られていなければならないものだと思います。この形式で作成された成果物はロジカルで綺麗です。勝間さんは本を書く場合も必ずピラミッドストラクチャーで章立てを行ってから書き始めると言われていました。

<7月講座>

水平思考についての講座でした。

ラテラルに考えるためには、以下の3つのステップを踏みます。

①事象を要素毎にMECE分解する

②要素の一部を水平移動(否定や変更を行なう)する

③②で一部を変更した際に生じる他の要素のギャップを解消する

①事象を要素毎にMECE分解する

これは、今まで習ってきたMECE分解と同様です。しかし、分析を行なえるようにMECE分解するのは相当な慣れが必要だと感じています。

②要素の一部を水平移動(否定や変更を行なう)する

まず考えるべきはa.変えることのできる要素とb.変えることのできない要素の特定です。変えることのできない要素とは、経済上や物理的な問題、社風やポリシーから変えることができないものです。しかし、この変えることの出来ない要素の範囲を小さく考えることがより新しい考え方に結びつくこととなると思います。

次に、変えることのできる要素を今までと異なるものに変えます。この際に参考になるのが、オズボーンのSCAMPERです。見方を変える際の一つのフレームワークです。これは要素を①替える②結合する③応用する④拡大する⑤他の使い方をする⑥削除する⑦並び替えるという英語の頭文字を繋げたものです。

③②で一部を変更した際に生じる他の要素のギャップを解消する

要素の一つを新しいものに変えると、他の要素が変えた後の要素と整合しなくなります。そのため、既存の他の要素を新たな要素に整合するように変更するという修正を行なうことによって、最終的に新しいものを生み出します。

この水平思考の講座を受けて分かったのが、世の中に出ているものの大半が、既存のもののアレンジであるということ。既存の成功しているものの一つの要素を変えることによって、軸のズレた新たなものが創造できるというこの考え方に非常に心打たれました。誰でもが新たな創造を行ないうる手法だと思います。

以上が講座の内容についてのまとめです。

問題発見から解決、プレゼンテーションまでの一連の流れを体験することができ、非常に有意義でした。特に最後の水平思考の考え方は、参考とするべき本が少ないこともあって、まさに形を習うという体験でした。

一つ気を付けるべくは、努力は別売りということでしょうか。あくまでこの講座では形を知ることが目的であって、受けたことによって突然パフォーマンスが劇的に向上するものではありません。ただ、前回勝間さんの書籍について記載した通り、「極度に高められた再現性」のおかげで明日から直ぐに活用できる内容となっていると思います。

形は分かった。さぁ、Just do it

ではでは。

参考文献

http://www.kansatobunseki.co.jp/modules/tinyd2/index.php?id=2

同講座へのリンクです。

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コンプリートセット(勝間和代さん)vol.1

初めてオーディオブックを購入しました。勝間和代さんのセミナーを記録した、オーディオブックのコンプリートセットというものです。

全4講座がセット販売されているもので、内容は物の考え方⇒分析の仕方⇒Out putの仕方までを一通りレクチャーするというもの。なぜこのセミナーを購入したかの詳細はP.S.で記載するとして、最もたる理由は正しい形が知りたかったからです。

スキー、テニス、ゴルフ。スポーツはインストラクターから基本的な形が指導され、それに基づいて当初はプレイするはずです。一方、仕事はほとんどの社会人が完全自己流。僕は、スポーツでは早期に大成する人がいる一方、ビジネスでは成熟に時間がかかることの原因の一つとしてこの「形」を習う機会がほとんど無いからなのではないかと思っています。ブログのタイトルにもなっている「守・破・離」の通り、当初は絶対にその道の先達から基本を習った方が成長が早い。

そのように考えている中、勝間さんが思考法についてオーディオブックを出されたというわけです。ならば、第一人者から一度しっかりと形を習いたいと思った次第です。

まだ、vol.1の「基礎力養成講座」しか見られていないのですが、他の本と併せ、一度まとめてみようと思います。

Objective
ロジカルシンキングとは何かを知る!

Conclusion
MECEはあくまで分析対象の特定手法!

Background
勝間さんのセミナーは以下の流れで進みました。
①Data収集、②Data分析、③Presentation

①Data収集
問題解決とは、a.問題をb.解決することと分けられます。そのため、a.問題が何かということを特定するのが最も大切です。一般に、適切な問題設定が終了していれば問題解決のプロセスの70%は終了していると言われます。

その適切な問題設定を行うための思考方法がMECEです。Mutually Exclusive Collectively Exhaustiveの頭文字をとったもので漏れなく、ダブリなく考えられているかというもの。今回のセミナーのメイントピックでした。

MECEに考えるためには、とにかく訓練が必要とのとこでした。また、良いMECEを多く見ること。そのためのコツと練習がセミナーで示されています。特に、中間階層を作ることを意識する点がポイントのようです。

ただ、MECEに考えること自体が目的ではなく、その結果、原因を明確に特定できる点が目的です。構成要素に分解し、各要素が目的に対してどのような影響を与えているのか。それを判別することが最終的な目的だと示されています。

このa.問題の特定が完了して初めて、b.解決のステップに進むことができます。

②Data分析
①で発見した要因に対して目的に沿って情報を収集します。その際に必要なのが仮説思考。あたりをつけて考える方法です。

仮説思考によって、膨大な関連情報から必要なもののみをPick upすることができます。逆に仮説がない限り、収集すべき情報も明確にならず何の分析をしているのか分からなくなってしまいます。仮説⇒立証の繰り返しが分析です。

この分析のために、公開情報を使いこなすポイントがセミナーでは示されています。ここでも、MECEに考えることによって、情報から何を読み取れるかが変わってくるはずです。また、セミナーでは、統計に騙されないコツも語られていました。

勝間さんは以前より統計学の重要性について語られています。統計学は最近の公認会計士試験の選択科目にも含まれており、国からも重要視されていると思います。(但し、会計士試験で統計学を選択する人はほとんどいないと聞きます。。)一度勉強すると面白い分野だと思います。数学を駆使して犯罪者を追い込むNumbersというアメリカのドラマで統計学が使用されていることもあったので、チェックしてみるのも良いかと。

③Presentation
最後に、分析した情報をどのようにまとめるかが示されています。ここでの思考方法がピラミッドストラクチャ。上位の概念を3つのサポート概念で支え、そのサポート概念をまた3つの概念で支える構図です。

また、空・雨・傘という、事実・解釈・意見をしっかりと分けて考えることの大切さが示されています。Presentationを行う際は、そのことを頭に入れてスライドを作成することで、明確な意思疎通ができるとのことでした。

この事実と意見の区別がはっきりしていないと、仕事上の文書でも問題をきたしてしまいます。非常に大切な考え方ですが、なかなか、徹底できていないです。現に今書いているこの文章も。。

以上がvol.1の概略です。やはり、Vol.1で一番大切なのは、MECEという考え方の徹底ではないかと思います。これを、「分かる」人は多いのですが、「できる」人はごく少数だと思います。その考え方の形を具体例を交えて適切に教えてもらえる点がセミナーの良い点でした。

ただし、思考法の基本中の基本のセミナーですので、関連する書籍は多数存在します。対象が思考法の初心者の方なので、関連書籍を読み込んでいる方には物足りない感もあるやもしれません。

総じて、非常に分かりやすく、テンポの良いセミナーだったと思います。2時間で67枚のスライドを利用する点からもテンポの良さが分かると思います。そのスピード感のため、集中して受講することができます。Vol.2以降も楽しみです。

道具は使い手次第なんですけどね。。

ではでは。

参考文献

基礎力養成講座
http://www.kansatobunseki.co.jp/modules/tinyd2/index.php?id=2

上記の講座のリンクです。

Book 新・涙なしの統計学

著者:D. ロウントリー
販売元:新世社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

☆×4
統計学について非常に分かりやすく記載してあります。セミナーの質疑応答で統計学のオススメ本を聞かれている方がいらっしゃったので、Upしてみました。

Excelで学ぶ回帰分析入門 Book Excelで学ぶ回帰分析入門

著者:上田 太一郎,小林 真紀,渕上 美喜
販売元:オーム社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

☆×4
これも質疑応答関連です。統計学で知っておくと良い知識の中で勝間さんがExcelの機能について答えられていたのでUpしました。

P.S.
本は大好きなのですが、セミナーには少ししり込みしていました。理由は主に下の3つです。

①価格:セミナー系の価格はなかなか思い切らないと手が出ません。最近有名になったフォトリーディングのセミナーも10万円を超えており、その他、通常のセミナーも2時間で3万円~といった価格設定です。これは、なかなか払えるものではないと。

②時間:セミナーに出席するためには、当然現地まで赴く必要があります。ただ、社会人の大半は時間が無いと感じています(実際はあるのかもしれません・・・)。また、家庭を持っていたらほぼ参加は不可能に近いと思います。

③内容への不安:①、②でハードルが上がっているため、「ハズレたらどうしよう」という不安は倍増します。そのため、内容が不明のものに対しては相当慎重になってしまいます。

このように、なかなか手の出しにくいセミナー。それを今回購入しようと思ったのは、下のように、上記の制約を全てクリアしているからです。

①価格:4つのセミナーが記録されていて、全額5.5万円は相対的に考えると非常に積極的な価格設定です。

②時間:自宅に居ながらにしてセミナーを受講できるため、多くの社会人にとって受講が現実的なものとなります。

③内容:既に、非常に高い品質の本を連続で出版されている方ですので、内容についても安心感があります。

特に僕は大学受験の予備校時代からサテライト受講といった通信講座を当たり前のように受講している世代なので、ネットでのセミナーに抵抗が少ないのかも知れません。

ネットのセミナーは著作権関連のプロテクトが難しいのやもしれませんが、今後増えそうな気がします。若い世代のネット講義への抵抗がほとんどないからです。そうなると、受講者数の増加、日本の思考力底上げ、ひいては日本の競争力強化も夢ではないかもしれません。

多くの方に、形の習得という概念を知って頂けると最高です。

ではでは。

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