その仕事を選ぶ理由 - How & What
人が仕事を選ぶ理由は大きく分けると2つしかないと思います。
会社選びは課題選び
就活シーズンですね。様々な情報が氾濫する中で、自分とはいったい何なのか、いろいろと考えてしまう時期でもあります。仕事を選ぶということは、社会とどのように関わっていきたいのかということです。
全ての会社は社会の何らかの問題を解決するためにあるもの。おいしい物を食べてもらいたい、キレイになってもらいたい、効率的に物を届けたい。全ては今満たされていない何かを解消するための活動です。
だから、ステキな会社を探す時は、まずは会社そのものよりも会社が向かっている課題に注目するべきです。次にその課題を解決するために一番良いところはどこなのか、と考える。
…とは言うものの、課題というのも抽象的すぎてイメージが沸かないのも事実。実際に相当難しいことです。そこで、次はアプローチを変えて、自分の願望に目を向けてみます。
人が仕事を選ぶ理由は2つしかない
人が仕事を選ぶ理由は2つしかありません。WhatとHowです。
Whatとは仕事を通じて何を達成したいのかという観点からの仕事の選び方で、Howはどのように働きたいのかという観点からの仕事の選び方です。
Whatは自分が何が好きなのかという興味の問題です。車が好き、家電が好き、子供の笑顔が好き。何か強く好きなものがあるということは幸せなことです。そのことに関われるだけで楽しくなれるなら、それに勝るものはありません。
一方で、Howは働き方の問題です。海外と関わりながら働きたい、密度の濃い時間を過ごしたい、お金をたくさん稼ぎたい。これは何をしたいのかというよりもどのように働けると幸せなのかというものです。
多かれ少なかれ、この2つを考えて人は仕事を選びます。どちらも満たされれば最高ですが、なかなか現実は厳しいもの。では、どちらを優先させて考えるべきでしょうか。
Howから考える方がわかりやすい
Whatがある人はそれを優先した方が良いでしょう。自分が好きなものがあるというのは、やはり素晴らしいことです。好きに勝るものはありません。一方で、強いWhatが見つからない人も多いのではないでしょうか。残念ながら、自分もそのひとりです。
そんな時は、働き方から考えた方が分かりやすいと思います。どのように働けると自分は幸せなのか、と。ある程度先の読める働き方が良いのか、全く先の読めない働き方の方に面白みを感じるのか。ひとりの仕事が好きなのか、チームプレイの方が好きなのか。
好きな働き方は自分がどのような状況が好きなのかということなので、自分が何を好きなのかよりも分かりやすいはずです。好きなものを突然探すことはできませんが、どんな風にいられると心地よいのかということは振り返りやすいものです。
まとめ - PerfectではなくBetterを
最後にWhatとHowはその時々によって変わってきます。中身も変わる上に、その比重も変わります。それを人生の中の一時点で決めろという方に無理がある。
だから、まずは自分が何を軸にその仕事を決めたのかを理解して、少しずつ改善していけば良いのです。この仕事ではここができるけど、これができない。だから、この仕事を選ぶ。というように。そのように選び方には説得力もあります。
少しずつBetterを積み重ねていけば、きっと自分にとって良い仕事というものが見つかるはずです。そして積み重ねるためには、まずは動くこと。少しずつコツコツと小さなヒットを積み重ねること。それが良い仕事探しなのではないかと思います。
ではではー
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